チャン・グンソクが「JANG KEUN SUK ENDLESS SUMMER 2016」の開催のために、7月4日に来日した。
午後7時に羽田空港に姿を見せたチャン・グンソク。サングラスで目元は隠れているが、その表情は、嬉しそうにはじけている。
いつもと同じ入国の風景だ。
ファンはこの瞬間を待っていた。たとえどんなに時間が過ぎようとも、「永遠」に匹敵する貴重な瞬間なのである。
とびっきりの笑顔
何度も見た韓流スターの入国風景。お目当てのスターが空港のロビーに姿を見せるまでには、独特の緊張感に覆われる。
その緊張感は何度経験しても慣れることはない。いつも、身体がしびれるのだ。その感覚は、味わった者しかわからないかもしれない。
チャン・グンソクほどの人気者になると、ロビーに集まっているファンの数も非常に多い。その人たちが、チャン・グンソクが現れる直前に一斉に「固唾を呑む」ので、一気に緊張感が高まっていく。その張り詰めた空気を見事に破って、チャン・グンソクはとびっきりの笑顔で歓迎のロビーに現れてきた。
大歓声が起き、場は一気にお祭り状態になる。ファンの視線の先はもちろんチャン・グンソク。愛嬌のある彼が、とびっきりの笑顔を見せている。待ち焦がれたファンにとって、これ以上の至福の瞬間はない。
ファンに投げキッス!
白いTシャツの上に黒いカーディガンをはおっている。
黒いパンツに白いスニーカー。色彩はない。
むしろ、チャン・グンソク本人が色彩なのだ。
ファンからはどんな色にも見えている。
赤、青、黄、ピンク……。
チャン・グンソクはファンの心の白いキャンバスに、その人だけの色彩を付けていく。それができるからスーパースターなのだ。
ファンに手を振る彼。投げキッスも送る。
ファン・サービスも満点だ。
「長い時間待った甲斐があった」
誰もがそう思うだろう。この日の感激は絶対に忘れない。
存在感は残り続ける
最後まで手を振り続けていたチャン・グンソク。
ファンに向ける笑顔がまぶしい。
しかし、ロビーは「ENDLESS」ではない。
チャン・グンソクは名残惜しそうに去っていった。
それからが、彼の本当の出番がやってくる。
ロビーに残っているのはチャン・グンソクの「存在感」だ。
たとえそこにいなくても、存在感は残る。
ファンはその余韻にひたり続けている。
その、なんとも言えない幸福。
実際に見たのは数10秒でも、残像はいつまでも消えない。
そこに、空港で彼を待つ喜びがある。
文=「ロコレ」編集部
コラム提供:ロコレ
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