「コラム」今も心に残る「あの日のスターの名言」(後編)

6AbJpAdkUUv6ZaN1465463937_1465463969〔イ・ミンホ/ファンのみなさんに会うと幸せな時間になる〕

2013年6月10日、ユニバーサルミュージックの本社でイ・ミンホ初のアルバム「My Everything」の発売を記念した記者会見

イベントは、“ファンの方々が成功させてくれた”と感謝の言葉
「このように声がかれるくらい、昨日の公演で(横浜パシフィコ公演)がんばって歌ったんですね。そんな風にがんばれたのもファンのみなさんのリアクションがよかったからです。会場まで足を運んでくださったみなさんに心から感謝しています。ファンのみなさんに会うと、とても幸せな時間になります。そして僕にとってもいい影響をいただけるので、感謝しています」

◆解説

声をガラガラにしながらの記者会見。昨日のイベントで、精いっぱい頑張って疲れているはず。しかし、そこにはすがすがしい笑顔の彼がいた。ファンとの一体感を幸せに感じたのでは……。「花より男子」に出演していたときよりも強く“男らしさ”を感じさせる。

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〔チョン・ウソン/人対人として子供と接していくことが大事〕

2013年1月26日、「パダムパダム」地上波放送記念番組イベント前日のスペシャルインタビュー

演じたガンチルは父の暴力で心に傷を負った。チョン・ウソンが家庭内暴力について自身の意見を述べた
「家庭内暴力は、社会暴力につながる問題ですよね。ドラマの中ではジョンという息子がガンチルの前に現れます。ですが、ガンチルはジョンが息子なのかハッキリしないまま受け入れます。ガンチルは暴力を受けて育った男ですが、ジョンとは友達のような関係で接します。それはある意味、父親と子供の理想的な関係だと思います。父親という立場で子供と接するのではなく、やはり人対人として子供と接していくことが、大事だと感じます」

◆解説

質疑応答の1つひとつに丁寧に応じるチョン・ウソン。常に深い余裕を感じさせ、ときにはユーモアを交える彼の姿からは、“大人の男”というものを感じられた。「家庭内暴力」というデリケートな質問に対しても、一度深く考えると真剣な表情で持論を展開させた。

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キム・テヒ〔本当のプリンセスになるためには?〕

2011年8月30日、東京お台場合衆国で行なわれた「マイプリンセス」放送記念イベント

プリンセスの条件を聞かれて答えた言葉
「まずは、国民を思いやる心です。温かい心を持っていることが一番だと思います。後は、国民から見て、だれからも愛される美貌を持ち合わせているといいだろうなあと思います。そして、国民みんなから尊敬される知的で教養を持っている人であれば、本当のプリンセスになれるのではないでしょうか」

◆解説

キム・テヒは頭にティアラをのせて、プリンセスそのものだった。爽やかに、ひとつひとつの質問にも丁寧に答えていた。笑顔が本当に似合う女優だ。ファンの声援に応えながら、“プリンセス”の資格について語った。

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〔キム・ヒョンジュン/このステージですべて出し尽くしたい〕

2012年7月15日、さいたまスーパーアリーナ「キム・ヒョンジュンのライブイベント」

涙ながらに語った発言
「今日は、みなさんに感謝の気持ちを伝える時間であるにもかかわらず、1時間遅くなってしまったことをお詫びします。この公演中は、楽しいという気持ちと申し訳ないという気持ちがありました。正直言いますと、良くないコンディションでしたが言い訳になってしまいます。プロであればプロらしくコンディションを管理するのが大事だと思います。それができなくて、もう一度心からお詫びをしたいと思います。今日は、みなさんに申し訳ないという思いを、このステージですべて出し尽くしたいと思います」

◆解説

この日のキム・ヒョンジュンは、かなり体調が良くなかったのだろう。ファンを喜ばせたい一心で準備をし、練習もしたはずだ。それなのに声が思うように出ない……。そんな思いが、彼の口から「申し訳ない」と涙ながらに出た言葉だ。それでも、必死に会場のファンには、自分が今できることを精いっぱいやろうという気持が伝わり、大歓声と拍手が送られていた。

 

文=「ロコレ」編集部
コラム提供:ロコレ
http://syukakusha.com/

2016.06.11