韓国、台湾、香港を代表する豪華アーティストを迎えて、『PAX MUSICA 2009「 Asian Pops Platinum Live』 が11月8日(日)有楽町の東京国際フォーラムホールAにて開催された。 『PAX MUSICA』は1984年、音楽を通じてアジア交流を目的に谷村新司(日本)、アラン・タム(台湾)チョー・ヨンピル(韓国)の3人が後楽園球場(現東京ドーム)に集い、 第1回『PAX MUSICA「Asian We Are One」』と名づけられて1994年まで毎年開催された。 2006年には「ASIAN NEXT」として、ヴィネス・ウー(台湾/F4)、RAIN(韓国)等が 参加し復活した。
今回の公演は実に3年ぶり13回目の大きなイベントとなった。 韓国からはドラマ「天国の階段」「天国の樹」のOSTで日本でも有名な『JULY』、ドラマ「内助の女王」のテジュン(テボン)役で大人気の『ユン・サンヒョン』、 韓国の伝説的グループGODの元メインボーカルで2006年にソロデビューした『ソン・ホヨン』、元アイドルグループFin.K.L(ピンクル)のメンバーでミュージカル女優の『オク・チェヒョン』、 日本でも人気急上昇中のグループ『超新星』、そして「バラードの皇帝」と呼ばれる国民的シンガー『シン・スンフン』の6組。 香港からは中華圏No.1の人気と実力を誇る『イーソン・チャン』台湾からは女優、シンガーと活躍している『レイニー・ヤン』、4人であらたにスタートを切った『武虎将(ウーフージャン)』の 全9組のアーティストが一堂に集結した。
公演は午後4時に開演、武虎将(ウーフージャン)が歌い踊ってオープニングを飾り、JULYは新曲2曲と「チョー・ヨンピルの釜山港に帰れ」を歌いあげ、 懐かしい曲に新鮮さを感じた会場は大興奮に包まれた。
続いてオク・チェヒョンが1曲をソロで、2曲目をソン・ホヨンとデュエットして息の合ったところを見せた。 3曲目に『ミュージカル・キャッツ』から「Memory」を熱唱したオク・チェヒョンに、会場に響きわたる抜群の声量と歌唱力に「まるでミュージカルの一幕を見ているようだ」と賞賛の拍手が鳴り止まなかった。
引き続き、光る眼鏡でソン・ホヨンが登場すると、会場から「ホヨン!」「ホヨン!」と黄色い声援が飛び、「I KNOW」「泣く」「GODメドレー」とライブさながら会場のファンと一体になって歌い踊って、大いに盛り上がった。 台湾から参加したレイニー・ヤンは出演したドラマ《笑う花に恋きたる》のエンディングテーマを歌い、「は~い。みなさんこんにちわ~。レイニー・ヤンです。オッス!オッス!」と日本語で挨拶し、 たどたどしい日本語で曲の紹介をして、「かわいい~」の声援で会場は暖かい雰囲気に包まれた。次に中島美嘉の「ORION」を熱唱し、来年、シングルとしてリリースされる日本語の「曖昧」を初披露した。
韓国のユン・サンヒョンが黒いジャケットにブラックジーンズで登場し、平井堅の「瞳を閉じて」、ドラマ《内助の女王の劇中歌》「Never Ending Story]を歌い、俳優だけではなく、歌手としての実力を披露し、最後に中西保志の「最後の雨」を日本語で熱唱し、会場の大歓声と拍手に今後の日本での活躍を大いに期待させた。
そしてお待ちかね人気グループ超新星が登場、「ユナク」「ソンジェ」「グァンス」「ソンモ」「ジヒョク」「ゴニル」の6人が日本デビュー曲「キミだけをずっと」を歌いだすと、白い星型のペンライトで場内が埋め尽くされた。 日本語で「僕たちは超新星です。」と挨拶しアルバム発売や、コンサート等、今後の活動を紹介した。「今日は外国からのお客様もいると思うので・・・」と語学が堪能なリーダーユナクが英語でも自己紹介、今後の活動を紹介し、「PROMISE」「SUPERSTAR」と踊り歌ってさらに人気を予感させた。 6年ぶりの来日で香港から参加したイーソン・チャンはスティービーワンダーの「Lately]をJULYとデュエットし、ソロで6曲、計7曲を生バンドの演奏で歌い上げた。
そしてエンディングを飾るのは韓国のバラードの皇帝「シン・スンフン」。 映画「猟奇的な彼女」で有名な「I Believe]で登場した瞬間、場内はブルーのペンライトで青色1色に染まり、会場のファンも一緒に歌い、「シン・スンフン」「シン・スンフン」とコールが響き 大きな歓声に包まれた。 「君だけの為の愛」のあと、「こんばんわシン・スンフンです。お元気でしたか?私も元気です」と日本語で挨拶し「着席」、と日本語で促してから、「通訳」を確認、 韓国語で「韓国ではPAXことをペックスといいます。今日はこのPAX MUSICAに参加できた事を本当に光栄に思っています。 小さい時に私の尊敬する先輩チョー・ヨンピルさんがPAX MUSICAに出て歌っている姿をテレビで見たことがあります。同じ舞台に後輩として立つことができて本当に嬉しく思っています。 この舞台は私にとって凄く意義のある会場で、この国際フォーラムでコンサートをやった事があり、その時の経験が今の私に勇気を与えてくれて日本で活動ができるようになったのです。」 「前のコンサートのようにやってもいいですか?」と語りかけて、アップテンポの曲「ロミオとジュリエット」「オンマヤ」での振り付けを会場の観客にスンフンならでのユーモアを交えながら指導、 韓国から同行したダンサーと会場