「今まで演技をうまくはできなかったが、焦って考えずにいた。いつかはいい俳優になれたらいいな。」
スホ(EXO)は「今よりもっと後に演技をすると予想していた」とし、「一番親しいピョン・ヨハン兄さんも独立映画を撮り続けてきたんですが、30歳になって脚光を浴びたではないですか。僕もゆっくり始めて、長く演技をしたいんです」と演技に対する意思を見せた。
よく知られているように、スホ(本名キム・ジュンミョン)は、人気グループ「EXO」のリーダーである。同じメンバーのD.O、チャンヨル、シウミンが歌手と俳優を並行して活動しており、スホもことし、映画「グローリーデー」で演技の第一歩を踏み出した。
2012年、歌謡界にすい星のごとくデビューした「EXO」は、“未知の世界から来た新しいスター”という意味をもつグループらしく、9人のメンバー全てがそれぞれの個性を生かして女性のハートをわしづかみにした。デビュー曲である「XOXO」を発売後、短期間でMAMA(Mnet Asia Music Award)でアルバム賞を受賞し、最速で高い販売量を記録したK-POPスターである。ヒット曲「Growl」は3週連続1位となり、14個以上のトロフィーを手にした。
スホは演技のために監督とたくさん話をしたという。「監督と初めてのミーティングがある日、(リュ・)ジュンヨル兄さんが演じたジゴン役まで準備したんですが、監督は僕をサンウだと思っていらっしゃったんです。だから僕がサンウになったんです。監督がずっと僕に会おうとなさるので、『本当にこの映画に出演するのかな』と思いました」と明かした。続けてクランク・インの日に現場に来るよう連絡をもらったという。「キャラクターに没入するため、町内を歩きながら監督と話をしました」と、サンウ役に至る経緯を語った。
「EXO」メンバーからのアドバイスはあったのかという質問にスホは「メンバー同士で演技の話はしません」と答えながら、恥ずかしそうに笑った。スホは韓国芸術総合学校で演技を専攻し、グループではリーダーであるため、先に演技を始めた年下メンバーたちはアドバイスをしてこなかったという。
スホのデビュー作「グローリーデー」は、社会に出始めた二十歳の青年が大人に失望しながら揺れる青春を描いている。人生の大事な部分を逃して生きている人たちに何かを気づかせてくれる映画だ。
入隊を控えたサンウを演じたスホは「いくつかのシナリオを見たんですが、その中で一番心に響いて現実的な映画だと思いました。サンウというキャラクターが分量は多いんですが、何よりも4人軟化で一番重要な役割をする人物です。主演とか助演とかは関係ありません。僕が表現することで映画が伝えようとするメッセージを伝えたかったんです」と説明した。
続けて「監督がサンウについて他の仲間よりも大人で、慎重な感じを望んでいらっしゃったんです。実際にそういったキャラクターだとは言葉にはせず、『サンウをよろしく』とおっしゃいました。映画が終わったらサンウしか記憶に残らないから、お前の役は重要だというんです。だからどうにかしてサンウに見えるように日焼けをするか悩んだんですが、監督はその必要はないとおっしゃいました」とキャラクター作りの悩みを明かした。
昨年3月に始まった「EXO」のコンサートは、アメリカ、アジアを含む計44都市で開催され、ことし3月30日に終了した。コンサート後に行われた今回のインタビューはつらいだろうが、彼の顔はニコニコしている。
「コンサートまではいいんですが、そのあとの打ち上げで知人らと長く話をしていたので、十分に眠ることができませんでした。酒はあまり飲んでいないんですが、仕事の話からいろいろな話をしました。今日は重要な日だから早く寝ようと思っていたのに、できませんでした。VIP試写会には一緒に学校に通っていた(ピョン・)ヨハン兄さんと(キム・)ゴウン先輩を招待したんですが、お忙しいので来てくれるかどうかわかりません(笑)。」
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