K-POP、K-DORAMA、K-BEAUTY、K-FOODなど韓国の多様な文化を経験することができる「KCON 2016 Japan」が4月9日、10日の2日間、幕張メッセ国際展示場で開催される。1日目の9日のKCON STAGEでは、THE 5tion 、CLCらの公演のほか、俳優チェ・ウシク、MONSTA Xのトーク、ニコル社会貢献活動報告などさまざまなイベントが開催された。
TRITOPS *、BEAUTY HANDSOME、CODE-Vのステージが終わると次は雑誌「韓流ぴあ」×Mnetの公開収録が行われた。
最初に登場したのは、2016年8月3日に初主演ドラマ「ホグの愛」のDVD-BOXが日本で発売決定となった俳優のチェ・ウシク。
この日が3度目の来日だというチェ・ウシクは大歓声に迎えられ登場。「こんにちは、私は俳優のチェ・ウシクです」と日本語であいさつし、笑顔でファンに手を振った。これまでの二回の来日はファンミーティングで一回、プライベートで一回だといい、プリベートでは俳優のパク・ソジュンと日本を訪れ、「二人ともお酒が好きなので景色のよいところでお酒を飲んだり、一番好きなウニを食べたりしました」と話した。
チェ・ウシクの初主演ドラマ「ホグの愛」は恋愛経験ゼロの主人公ホグが、初恋の相手であり、シングルマザーとなったドヒ(ユイ)を支える愛の物語だ。公開収録では同ドラマの話を中心に、学生時代やプライベート、恋愛まで包み隠さずさまざまなエピソードを聞かせてくれた。
特にドラマで演じたホグは初恋の相手をずっと忘れられないでいるが、実際はどうか?という質問に対しては、「忘れられないというのは違いますが、過去5年付き合った人がいて、今でも近況を連絡したりします。その人によって僕の人生も変わったところもあるんです」と率直に話した。
また先日26歳になったというチェ・ウシクだが、ドラマでは高校の制服を着ているシーンも登場し、それについて聞かれると、「学生時代をカナダで過ごしたので制服を着たことがなかったんですよ」と話し、10年ほどカナダで生活していたことや、日本語も4年間勉強したことも明かした。
共演したAFTERSCHOOLのユイや2AMのスロンらとも年が近く、友達のように過ごしたというチェ・ウシクはドラマを「日本で(DVDが)発売されると聞きとてもうれしく思っています。ぜひたくさん見ていただければと思います。愛しています」とPRし、手でハートを作って笑顔で会場を後にした。
続いて登場したのは昨年5月に韓国でデビューしたMONSTA X。まだ日本でデビューはしておらず、この日が初来日となった彼らだったが、登場前にスクリーンに映像が映されただけでも会場はすでに大盛り上がり。ステージにメンバーが登場すると、待ちに待っていたファンたちの黄色い歓声が飛び交った。
熱烈な歓迎を受けたメンバーたちもうれしそうに「すばらしい!」「すごい!」「ホントに好きです!」と日本語で喜びを表し、ウォノは「ノム(韓国語でとても)すばらしい」「ノム大好き」と韓国語と日本語を混ぜて話して会場を笑わせた。
メンバーたちが質問に対して○×で答えるコーナーでは、「男性ファンからの声援もうれしい」というお題に全員が○を出した。これについてジュホンは「特に僕には男性ファンの方が多いんです。警察官やボディガードをしているという男性ファンもいます」と会場を驚かせた。
宿所での生活についての質問には、ヒョンウォンが日本語で「ギヒョンさんはお母さん、ショヌさんはお父さん、ウォノさんはおじいさん、ミンヒョクさんは娘」と答えてメンバーやファンを爆笑させた。
昨日はつけ麺を食べたというメンバーたちは日本文化にも興味津々で、ミンヒョクは「日本の映画『クローズゼロ』で見た高校に行ってみたい。マンガ『ハイキュー!!』にもはまっていて、そのグッズが買えるショップに行きたい」と笑顔で話した。
リーダーのショヌは「来たかった日本に来られてうれしいです。これからもたくさん会えるとうれしいです」と話し、I.M.は「今日の公演も楽しみにしてください」とアピールした。
会場には、出演アーティストのブースも用意。CLCのブースには、スンヒ、スンヨン、ソンの3人が登場した。
3人お揃いの白いレーストップスにピンクのスカート、シルバーのパンプスを履き、キュートな姿をブース前に集まった多くのファンに見せた。
スンヒが「CrystaL Clear!みなさん、初めまして!私たちはCLCでーす!」と、自己紹介をしてから、ブースの壁一面に貼られたポスターにサインを書き始めた。これは後程、抽選でファンに当たるサイン付きグッズになるということでメンバーは心を込めてサインした。
時折、ファンからのカメラに応えてポーズを取ったりと満点の笑顔を魅せ、最後には、「皆さん、すごいですね!私たちももっと日本語頑張ります!ありがとうございます!」と、ソンが日本のファンに感謝の気持ちを伝えた。
MONSTA Xの後にKCON STAGEに登場したのは新大久保で精力的にライブを展開している4人組男性グループのTHE 5tion。揃って黒のスーツで登場した4人は、「You are My」でメイジュンの高音が際立つバラードを熱唱。後半はDJ DOCの「ナイロンサラミヤ」や「Hey U」などのダンスナンバーで会場をノリノリにさせ、ルキがダイナミックなB BOYパフォーマンスを披露する場面では大きな歓声が上がった。
メイジュンは「韓国で活躍しているアーティストの皆さんと共演できてとてもうれしい」と笑顔をみせ、ラストは5月25日にリリースされる日本ファーストアルバムから「今でも」を爽やかに披露した。
THE 5tion の後に登場したのはこちらも初来日、ブースにも登場した7人組ガールズグループCLC。
BEASTや4Minuteが所属するCUBEエンターテインメント所属でデビュー当初から大きな注目を集めているグループ。そして最近韓国人のウンビン、香港出身のエルキーの新メンバー二人の加入を発表、今回のイベントにはウンビンは除いた6人が参加した。
一曲目の「PEPE」から会場から大きな掛け声が聞こえ、すでに人気を見せた。「クングメ」まで2曲を披露するとメンバーのユジンは「思ったよりファンの人が多くて本当に楽しいです」と満面の笑みをみせた。
そして4月13日に日本でデビューミニアルバムを発売、17日にショーケースを行うことを発表し、スンヒは「今日は日本の皆さんとの出会いのステージです。これから本当にたくさん会いたいです」と話した。
デビューアルバムに収録される「ファーストラブ」「I should be so lucky」でもファンの大きな声援に包まれ、ソンが日本語で「皆さんすごいです」とサムズアップ(親指を立てる)するなど、日本の初ステージにうれしそうな表情を見せた。また2月に韓国で発売したアップテンポでキュートなナンバー「High Heels」を日本語で披露するなど、最後まで可愛らしいステージでファンを魅了した。
公演が終わった後にはニコルの社会貢献活動を行った報告やインタビューも行われた。
ニコルは日本のファンの心をつかむ自身の魅力ポイントを聞かれ「かわいいところ?」と笑って会場から歓声を受け、「親しみやすいところだと思います。会いに来てくれれば分かると思うので、ぜひ会いに来てください!」と呼び掛けた。
今後の活動については今月日本でファーストアルバムの発売と初のソロライブも開催するといい、「楽しいので来てください」とPRした。会場の至るところにアーティストが登場し、1日中さまざまなイベントで韓国文化を体験することのできる「KCON 2016 Japan」。1日目から大いに盛り上がり、また明日も異なる企画、アーティストたちとの楽しい時間に期待ができそうだ。
取材:Korepo(KOREAREPORT INC)
KCON オフィシャルサイト:http://kconjapan.com/
THE 5tion オフィシャルサイト:http://5tion.co.jp/index.php
CLC オフィシャルサイト:http://www.clcfan.com/
ニコル オフィシャルサイト:http://nicole-cjve.jp/