人気アイドルグループWINNERナム・テヒョンは、大根役者のアイコンだった。そのため、ナム・テヒョンには歌だけがんばるようにろ願ったファンもいたはずだ。しかし、ナム・テヒョンはやり遂げた。屈辱とさげすみの瞬間を耐えて、演技に対する情熱とパク・シニャンの指導を通して涙の演技でも全くぎこちなさのない様子を見せた。今や、「俳優学校」を離れて他の俳優とどのように息を合わせるのかが気になり始めた。
7日に放送されたtvNの「俳優学校」では、パク・シニャンが弟子に悲しみと向い合うことを教える授業を行った。パク・シニャンは、この授業を通して弟子が本当の自分と出会うことを学んで欲しかった。7人の弟子は3時間の間泣きわめき、続けて自分の中の悲しみを表現する即興劇を展開した。
7人の弟子の中で一番驚くべき姿を見せたのは、ナム・テヒョンだった。ナム・テヒョンはステージに上がるやいなや涙を流し、泣いているナム・テヒョンから切々とした悲しみが感じられた。見る人を引き込むような姿だった。そんなナム・テヒョンの演技を見たパク・シニャンは、顔を上げて見なさいと要求し、ナム・テヒョンは集中力を維持した状態で指示に従った。ナム・テヒョンにこれ以上大根役者というタイトルは似合わなかった。
ナム・テヒョンの演技を論ずる時、SBSのドラマ「深夜食堂」をはずすことはできない。ナム・テヒョンは、演技者として多くの経験がない状態でキム・スンウとチェ・ジェソンのようなベテラン俳優と共演して相対的に不足な演技をした。当時はナム・テヒョンの次回作を見ることが出来るか心配になるほどだった。
ナム・テヒョンは「俳優学校」に入学した。誰よりも「俳優学校」に適格な人物だったし、自らの覚悟も特別だった。ナム・テヒョンは、「俳優学校」の入学初期にも自信がなくてパク・シニャンが強調する本気とは距離が遠い様子を見せた。大衆の多くの非難と叱咤に呆然とした様子だった。
ナム・テヒョンは、「俳優学校」で本当に俳優パク・シニャンにアイドルではなく俳優として学びながら次第に変化して行った。静かだが誰より熱心に努力したし、パク・シニャンの言葉一言も逃すまいと最善をつくした。しかられたこともあったし、ひ弱な姿も見せたが決してあきらめなかった。
そして、ナム・テヒョンはやり遂げた。最も大きな成長を見せてこの日自身の中の悲しみを表現する即興劇でも、パク・シニャンに良い評価を受けた。無限な成長を見せたナム・テヒョンが、「俳優学校」でどんな驚くべき姿を見せてくれるか、今後の放送に期待したい。