「コラム」第5回 兵役解説/超新星ソンモが入隊する陸軍訓練所

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2月末に超新星が東京でイベントを開いたとき、グァンス、ソンモ、ジヒョク、ゴニルが3月以降に兵役入りすることが発表された。その先陣を切る形で、ゴニルが4月26日に陸軍・第3師団の新兵訓練所に入隊することが明らかになったが、今度はソンモが4月28日に陸軍に入隊することが発表された。

 

新兵訓練のメッカ

ゴニルとソンモの入隊が同時発表にならなかったのは、ゴニルの入隊が決定したあとに、兵務庁(韓国の兵役を司る官庁)からソンモのもとに入隊通知書が来たためだと考えられる。
ということは、超新星の所属事務所では、兵務庁から入隊通知書を受け取ったら、即座に公式的に発表していることになる。
通常は、少し間を置いてから正式に発表する場合が多いが、超新星の所属事務所は、彼らの兵役問題の関心が非常に高いことを考慮し、ファンのために早く発表しているようだ。迅速な対応だと言えるだろう。
残るグァンスとジヒョクに関しては、兵務庁から届く入隊通知書を待っている状況に違いない。ゴニルとソンモの例を見ると、グァンスとジヒョクの場合も、入隊が決まればすぐに発表されるはずだ。それは近日中に行なわれるかもしれない。
いずれにしても、ソンモは韓国中部の論山(ノンサン)にある陸軍訓練所に4月28日に入隊することになった。
この陸軍訓練所は新兵訓練のメッカだ。
設立されたのは1951年で、かつては第二訓練所と言われていた。当時は済州島(チェジュド)に第一訓練所があったからである。
しかし、立地の良さから重宝され、1999年から正式に「陸軍訓練所」となり、陸軍に入る新兵の多くを受け入れている。

917d732c36c775531cf8e42c98dcde85韓国中部の論山(ノンサン)の郊外。こうした田園の中に陸軍訓練所がある

頭髪は3センチ以下で入隊

陸軍の新兵教育施設は、「陸軍訓練所」「102補充隊」「新兵教育師団」の3種類がある。
「陸軍訓練所」と「102補充隊」は1カ所のみだが、「新兵教育師団」は22の師団に設置されている。
つまり、合計で24施設ということになる。
ちなみに、新兵がどの訓練施設に入隊するかは、ほとんどの場合、兵務庁によって決められている。
その中で、もっとも多くの新兵を受け入れているのが陸軍訓練所で、ソンモもここに入ることになった。
この陸軍訓練所は新兵の訓練のみを行なうので、訓練期間が終われば、新兵たちはそれぞれに決定された所属師団に移っていくことになる。
いわば「束の間」の部隊ということになるが、陸軍訓練所は新兵訓練の専門施設として設備が充実しているので、その点では新兵も少しは安心かもしれない。
なお、新兵が入隊するときには、頭髪を3センチ以下に短くしなければならない。韓流スターといえども例外ではなく、みんな髪を短くして入隊する。
他には、必要な書類を持参するだけ。入隊するときは誰もが私服で、生活必需品や軍服などは訓練所に入ったあとに支給される。そして、着てきた私服は宅配便で実家に送られるのである。

111催涙ガスを浴びる訓練をする新兵たち(写真/韓国陸軍公式サイトより)

 

辛い訓練もあるが……

新兵として入隊するときは、携帯電話を持ち込めないので注意が必要だ。
今までは携帯電話がある生活が当たり前だったが、軍隊に入ればそういうわけにはいかない。
一転してアナログな生活に戻るのである。今の若者には、これが本当につらい。「軍隊は一般社会と違う」と割り切って、携帯電話がない生活に慣れるしかない。
もう1つ、新兵が一番恐れるのがガス室訓練である。一般兵士の場合、新兵訓練は5週間にわたって行なわれるが、射撃訓練や手榴弾訓練よりも新兵が嫌がるのが催涙ガスを全身に浴びる訓練だ。
最初は防毒マスクをつけて訓練室に入るのだが、催涙ガスを浴びると防毒ガスを脱がなければならない。
これがたまらない。涙と鼻水が止まらなくなり、とても苦しむ。これにしばらく耐えるのである。
このつらさは、やった者でしかわからないという。
このように厳しい訓練もあるが、軍隊で知り合った友人は「一生の友」になるという。大変な時期を一緒に過ごしたからこそ、友情も深まるのである。
ソンモにしても、訓練を終えたときには、ぜひ多くの友人を持ち、一生の宝にしてほしい。

(文=康 熙奉〔カン ヒボン〕)

コラム提供:ロコレ
http://syukakusha.com/

 

2016.04.06

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