俳優ピョン・ヨハンが、「六竜が飛ぶ」のイ・バンジのキャラクターを通して演技力を証明した。22日、SBSの月火ドラマ「六竜が飛ぶ」が50部作の幕を閉じた。放送の間中、視聴者の熱い愛を受けた「六竜が飛ぶ」の中心には、アクションからロマンスまで欠点を見つけ出せない熱演を展開したピョン・ヨハンがいた。
ピョン・ヨハンが演じたイ・バンジのキャラクターは立体的で魅力的だ。むかしは純粋だった少年イ・バンジは、大切な人を守ることができなかったという罪責感から剣を取って、倭寇を切り倒すほどの武士に成長した。
そして、高麗を倒して新しい国である朝鮮を建てるために孤軍奮闘した彼は、新しい国が建国されたあと、残酷な権力争いの中ですべてを失って悽絶な復讐を夢見た。
彼は、イ・バンジを通して華麗なアクション演技を公開した。剣を握って空中をかけるなどの華麗なアクションシーンを完璧にこなした彼は、見る人が手に汗握る劇の緊張感を高め、これは撮影前から徹底的に準備したピョン・ヨハンの情熱と努力が作り出した結果だといえる。
こうしてピョン・ヨハンは、深みのある感情まで演じきった。特に後半部で、王子の乱で死んだ恋人の死骸を抱きしめて嗚咽するシーンは、お茶の間の涙を誘った。
このようにピョン・ヨハンは、アクションはもちろん哀愁に満ちた眼差しのいっそう成熟した演技で視聴者の心を捕らえた。人生最高のキャラクターであるイ・バンジに出会って演技の花を咲かせたピョン・ヨハンの今後の歩みが注目される。