「個別インタビュー」弾き語り女性デュオ屋上月光（OKDAL）“30代になって歌詞に変化が表れました”日本での活動を本格的に始動！

韓国・弘大（ホンデ）を拠点とし活動を展開する女性デュオ「屋上月光（OKDAL）」。ギター、ピアノを担当するキム・ユンジュとピアノ、木琴、ピアニカを担当するパク・セジンの2人の弾き語りシンガーソングライターで構成されている。2010年にデビュー、その年のMBCドラマ「パスタ」の挿入歌を歌ったことでその名を知らしめた。2011年にはファーストアルバム「28」をリリース、ワンマンライブの開催や音楽フェスへの参加、また人気アイドルボーイズグループVIXXとのコラボレーションなど、様々な活動を展開し、話題を呼んだ。

澄んだ歌声と共感のできる歌詞、そして屋上月光ならではの世界観が20、30代の女性を中心に支持されている。2015年には日本での活動を本格的に展開していくことを発表、2月14日に東京・青山月見ル君想フにて行われたライブはその後初の日本活動となった。

都内のカフェでゆったりとした雰囲気の中インタビューは行われた。二人はとても気さくに、そして丁寧に質問に答えてくれた。

Q.まだ屋上月光をよく知らないという日本の方もいらっしゃると思います。屋上月光の音楽の特徴を教えてください。
キム・ユンジュ：正直な歌詞を書いているという部分だと思います。また、2人で書いているのでお互い見る視点が異なり、テーマもさまざまなものが出てきますね。
パク・セジン：そうですね。また愛よりは人生に関することをテーマにしている曲が多いです。

Q.久しぶりに日本にいらっしゃったと思いますがお気持ちはいかがですか？
パク・セジン：実は1カ月前に日本には友人たちと旅行で来ていたんです。
キム・ユンジュ：そうなんです。日本は来るたびに面白いと思いますね。韓国と違う雰囲気があり、おいしいものやかわいい服もたくさんあって、今年もまた来たいです。

Q. 日本のファンについてどんな印象を持っていますか？
パク・セジン：日本の方々は私たちのファンに限らず、一度ファンになるとずっと継続してファンでいてくれますよね。それってとても素敵なことだと思うんです。私たちのファンももっと増えてくれたらいいと思いますし、そのために一生懸命頑張ります。
キム・ユンジュ：歌をじっくりと、とても集中して聴いてくれる印象があります。

Q. 日本でやりたいことや食べたいもの、行きたいところなどはありますか？
パク・セジン：私はウニのお寿司を食べたいです。韓国では高いんですよ(笑)おいしいお店があれば12個くらい食べたいです(笑)（ここでスタッフからの日本もあまり安くないよという声を聞き）え～そうなんですか？(笑)（少しがっかりした様子を見せる）
キム・ユンジュ：私はまだ行ったことのない地方がたくさんあるので、地方にも行ってみたいです。それから富士山に本当に行きたいんです。御殿場アウトレットに旅行で行った時、富士山が見えたのですが、それが本当にキレイで。日本でも天気によってキレイに見えないことも多いと聞きました。でもその時は本当にキレイに見えて。もっと近くで見てみたいです。

Q.日本の歌は聴きますか？好きな歌、歌手はいますか？
パク・セジン、キム・ユンジュ：キリンジはずっと好きな歌手ですね。
キム・ユンジュ：それから昨日きゃりーぱみゅぱみゅさんの写真を偶然見たのですが、若い方にとても人気があると聞いて。楽しい曲を歌う方だと聞いて、どんな歌を歌うのかとても気になっています。

Q. 普段音楽作りは作業室でずっと行うのですか？それとも日常生活の中で歌詞がひらめいたりすることもあるのでしょうか？
キム・ユンジュ：私たちは締め切りがいつだからということでその責任感に追われて書くということはなかったです。もともと生活をしている中で感じることを書いています。
パク・セジン：いつも感じていたことを歌詞にするという感じですね。

Q. 30代になられたお二人ですが、20代の頃と音楽に何か違いは生まれましたか？
キム・ユンジュ：たくさんありますね。20代の頃はすごく多感だったというか。30代になると楽しかったり、落ち込んだりするような感情も20代よりは落ち着いた感じがあります。そんな中でも私たちは今年旅行にたくさん行く予定があって、そこでたくさんのことを見て、感じてそれを生かしたいと思っています。また30代になって歌詞により深みが出るということもあると思います。
パク・セジン：20代が個人（自分）にフォーカスがあたっていたとすれば、30代になってからは視点がより外に向くようになったと思います。社会のことがより見えるようになってきて、それが歌詞にも表れていると思います。

Q. 以前VIXXとコラボレーションをしましたが、今後も他のアーティストとコラボレーションをしてみたいという考えはありますか？
キム・ユンジュ：VIXXとのコラボレーションはとても面白かったです。メンバーとは今でも連絡を取っています。4Minuteのヒョナとはとても仲が良くて、何かやりたいねということはずっと話しているのですが、音楽性がとても違うので…。私たちがセクシーにしても変だと思いますし(笑)でも、いつかコラボレーションが実現する時が来るかもしれないです。他のアーティストともコラボレーションについての話し合いはしています。

Q.日本には韓国文化やK-POPが好きな方がたくさんいますが、音楽や文化を通して日韓の関係についてはどう思いますか？
キム・ユンジュ：若い方を中心に、日本を好きな方はたくさんいると思います。私たちの周りの人でも、日本が好きとか、日本に住みたいとまで言っている人もいるんです。私たちも日本にはたくさん来たいですし、もっと交流を図っていきたいと考えています。

Q. 今後の活動計画を教えてください。
キム・ユンジュ：まず韓国では昨年2曲のカバー曲を発表しています。そして今年3月、4月に一曲ずつ発表し、計4曲をアルバムにする計画があります。また、それとは別に今年は正規アルバムの発表、全国ツアーの予定があります。その合間にもさまざまな計画がありますし、日本でも今回の公演を皮切りに活動をしたいと考えています。

Q. 最後に日本のファンの皆さんにメッセージをお願いします。
パク・セジン：これから日本でたくさん公演をしたいと思っていますし、東京以外にも大阪など他の地域にも行きたいと思っています。そのために一生懸命頑張りたいと思いますので見守っていただければと思います。
キム・ユンジュ：日本は頻繁に来たい場所です。日本語も本を買って勉強しているんです。これから一生懸命頑張りますのでよろしくお願いします。