
「未成年裁判」チームが再集結したNetflixシリーズ「鉄槌(てっつい)教師」で主演を務めるキム・ムヨルが、原作を巡る議論や作品への思いを語った。
5日午前、ソウル市チュング(中区)のアンバサダー・ソウル・プルマン・ホテルでNetflixシリーズ「鉄槌教師」の制作発表会が行われた。会場にはホン・ジョンチャン監督、俳優キム・ムヨル、イ・ソンミン、チン・ギジュ、「Block B」ピオ(ピョ・ジフン)らが出席した。
「鉄槌教師」は、度を越した行動を取る生徒や教師、保護者によって崩壊した韓国の教育現場を守るために設立された「教権保護局」の活躍を描く作品だ。法律や制度だけでは解決できない問題に対し、架空の組織である教権保護局が直接立ち向かうという設定で、痛快なストーリーを展開する。
同名のNAVERウェブトゥーンを原作としているが、公開前から原作を巡る議論もあった。教育問題を扱う過程で性差別や人種差別的な描写が指摘され、北米では配信が中断されたこともある。
これについてホン・ジョンチャン監督は、「原作への懸念には十分共感していた。制作陣も慎重な視点で作品を作るため努力した」と説明した。
さらに、「原作の持つ痛快さは生かしながらも、ドラマでは現実に起きている出来事として受け止められるよう、誇張や押し付けにならない表現を心掛けた」と語った。
また、「私が学生だった頃も、今子どもが学校に通う時代も、苦しんでいる部分は大きく変わっていないように感じる」とし、「保護者、生徒、教師それぞれの立場で作品を見ながら、自分には何ができるのかを一度考えてもらえる作品になればうれしい」と期待を寄せた。
「鉄槌教師」は、「未成年裁判」「ディア・マイ・フレンズ」を手掛けたホン・ジョンチャン監督と、「今日もあなたに太陽を ~精神科ナースのダイアリー~」「まぶしくて ―私たちの輝く時間―」のイ・ナムギュ作家がタッグを組んだ作品として早くから注目を集めていた。
ホン監督は、「『未成年裁判』が少年犯罪を巡る議論を呼んだ作品なら、『鉄槌教師』は体罰禁止法をはじめとする教育現場の問題に新たな問いを投げ掛ける作品になるだろう」と説明した。
主人公ナ・ファジンを演じるキム・ムヨルは、特殊部隊出身の教権保護局監察官役を務める。黒いスーツに身を包み、常に被害者の味方として教育現場を脅かす問題に立ち向かう人物だ。
キム・ムヨルは出演理由について、「難しいテーマを難しくなく、愉快で感動的に描いた作品だと思い出演を決めた」とし、「まるで総合ギフトセットのように、あらゆるジャンルの魅力が詰まっている」と語った。
続けて、「ナ・ファジンは暗い過去を抱えた人物だが、被害者たちを理解していく過程で多面的な姿が見えるよう演じた」と説明した。
また、ナ・ファジン役には当初キム・ナムギルの出演が予定されていたが、原作を巡る議論の影響でキャストが変更された経緯もある。
これについてキム・ムヨルは、「制作過程ではよくあることだと思う」と慎重に切り出し、「作品が伝えようとしているメッセージに強く共感した。私の演技でそれを示すことができれば、言葉より行動で説得できると思った」と語った。
教権保護局を創設した教育部長官チェ・ガンソクを演じるイ・ソンミンも、「社会問題を痛快に解決していく物語にカタルシスを感じた」と出演理由を明かした。
大学生の子どもを持つ父親でもあるイ・ソンミンは、「普段気付かなかったさまざまな教育現場の問題を知ることができた」とし、「教育現場の問題は私たちが考えている以上に複雑で、多様な姿があることを知った」と語った。
これにキム・ムヨルも、「私も同じ考えだ。保護者として問題をより身近に理解し、さまざまな立場から考える機会になった」と共感を示した。
さらにキム・ムヨルは、「未成年裁判」以来の再タッグについて、「当時も難しく繊細なテーマを扱ったが、真摯に向き合った経験があったので信頼して参加できた」と振り返った。
また、「今回も非常に満足している。単なるエンターテインメントではなく、大きなメッセージを持つ作品だと思う」と自信をのぞかせた。
イ・ソンミンとの共演については、「先輩と一緒に演じると安心感がある。何でもできるような力をもらえる存在で、私にとって支柱のような方だ」と語り、会場を和ませた。
イ・ソンミンも、「『未成年裁判』と同じくらい愛される作品になると確信していた」とし、「作品ごとにまったく違う顔を見せるキム・ムヨルを見るのが楽しみだった。この作品でも新たな魅力を見ることができてうれしい」と応えた。
ピオは、原作には登場しないオリジナルキャラクターのボン・グンデ役を演じる。データ分析に優れた“天才事務官”で、頭脳を武器に事件解決を支える人物だ。
ピオは、「ホン監督の前作『未成年裁判』のファンだった。ぜひこのチームと仕事をしてみたかったし、脚本も本当に面白かった」と出演の理由を語った。
チン・ギジュは、ナ・ファジンの後輩監察官イム・ハンリム役を演じる。軍人出身らしい行動力と豪快な性格を持つキャラクターだ。
チン・ギジュは、「感情表現が率直で義理を重んじる人物」と紹介し、「アクションシーンに備えて体力づくりやアクションスクールでの訓練にも力を入れた」と明かした。
最後にホン・ジョンチャン監督は、「ナ・ファジン、イム・ハンリム、ボン・グンデ、チェ・ガンソクという“教権保護局チーム”4人のケミストリーに注目してほしい」と呼びかけた。
キム・ムヨルも、「10話を通じて毎回異なる俳優たちと共演したが、チームの雰囲気がとても良く、笑いをこらえられずNGが出るほどだった」と撮影当時を振り返った。
それぞれの立場から教育現場の問題と向き合い、自分に何ができるのかを問い掛けるNetflixシリーズ「鉄槌教師」は、本日5日よりNetflixで配信される。
WOW!Korea提供









