ソウル警察庁は13日、この事件に関与した中国籍の容疑者について、タイ・バンコクから韓国へ送還後、事情聴取や押収物の分析を進めた上で、拘束令状を申請する予定だと発表した。
警察庁と法務部は同日午前、中国籍の総責任者A氏(40)をインチョン(仁川)国際空港へ送還したと明らかにした。今回の身柄確保は、昨年8月に送還・拘束起訴された中国籍の共犯B氏(36)に続く2例目となる。
A氏らはタイを拠点に国際ハッキング犯罪組織を結成し、2023年8月から昨年4月まで、政府・公共機関・民間サイトをハッキングして取得した資産家の個人情報を悪用。不正に格安SIMを開通した後、金融口座や仮想資産取引所のアカウントに侵入し、被害者16人から約380億ウォン(約38億円)をだまし取った疑いが持たれている。
また、被害者258人分の住民登録番号などの個人情報や金融・認証情報を盗み出した後、資産額順に“第1候補群”を選定。その上で、刑務所への収監や軍入隊など、すぐに対応が難しい人物を“最終ターゲット”として絞り込むなど、計画的に犯行を進めていたことも分かった。
被害者の中には、「BTS」Jung Kookのほか、大企業会長や法曹関係者など著名人や資産家も含まれていたという。
特にJung Kookは、証券口座の名義を盗用され、約84億ウォン(約8億4000万円)相当のHYBE株を奪われかけていたことが判明。ただ、HYBE側が即座に支払い停止措置を取ったことで、実際の金銭被害は免れた。
警察関係者は「社会的影響の大きい事件であるだけに厳正に捜査し、今後の捜査結果についても手続きに従って公表する予定だ」とコメントした。








