
歌手のユ・スンジュン(スティーブン・スンジュン・ユ)が、長きにわたり自分を取り巻く論争や世論に対して、改めて複雑な心境を明らかにした。特に過去、自分を批判していた人々のコメントを読みながら、涙を見せる姿は、20年以上続いた論争が、今もなお現在進行形であることを示しているという反応だ。
9日、ユ・スンジュンのYouTubeチャンネルには、ファンとコミュニケーションを図る形式のQ&A映像が公開された。映像の中の彼は、自分に向けた多様なコメントを直々に読んで答え、率直な感情を打ち明けた。
あるファンが、「今見ても、ダンスや歌の実力は最高レベル」と、過去の活動を振り返った。するとユ・スンジュンは、「大げさな言葉」と笑って見せたが、「褒めてくれてありがとう」と心のこもった反応を見せた。
特に、目を引いたのは、過去の兵役論争に触れたコメントの数々だった。あるファンは、「軍隊に行っていただければ、あるいは最初から正直に市民権の問題を話していただけでも、こんなにまでならなかっただろう」とし、心残りをあらわにし、ユ・スンジュンはしばらく言葉を続けられないまま、「ありがとう」と答えた。
その後、また別のコメントでは、ついに感情が高ぶった。ある視聴者は、「当時は、一緒に悪口を言っていた人の一人だったが、時間が経ってみると、どうしてそんなにまでしたのかと後悔している」とし、「とてもつらかっただろうから、また会いたい」とつづった。これを読んだユ・スンジュンは、しばらく話すのをやめた後、「私に申し訳ないと思う必要はない。むしろ、私のほうが申し訳ない」と、目頭を赤くした。
続いて彼は、「そんな記憶を残してしまい、今一度、申し訳ない」とし、「もし機会をいただけたら、よい姿と思い出で恩返ししたい」と語った。涙を拭った後には、「年を取って節操がない」と照れくさそうに笑ったが、長い間積み重なった感情がそのまま表れたというリアクションが続いた。
今回の映像は、単純なファンとの交流を超え、ユ・スンジュンという名前が、韓国社会で依然として“現在形の論争”だという点を再び示したという解釈も出ている。かつて、1990年代後半、最高の人気を享受していたスターであったが、2002年にアメリカの市民権取得過程で、兵役回避問題が浮上し、事実上、韓国国内での活動が中断されたためだ。
その後、ユ・スンジュンは、何度も謝罪と釈明を続けてきたが、世論は依然として割れている。時間が流れ、「過度に長い社会的処罰」という見方が生じた反面、兵役問題に対する大衆の厳格な基準も相変わらず強く残っている。今回の映像の中の涙も、単純な感情表現を超え、20年以上続いた論争と後悔、そして復帰に対する未練が複合的に絡み合った場面として受け止められている。
ユ・スンジュンは、2015年に在外同胞ビザ発給拒否処分を不服として、訴訟を提起し、最高裁で2度の勝訴判決を受けた。しかし、ロサンゼルス総領事館が、再びビザ発給を拒否し、現在、3度目の訴訟控訴審が進行中だ。
WOW!Korea提供







