「ENHYPEN」、「BLOOD SAGA」で示した物語型コンサートの好例…熟練したステージ力

グループ「ENHYPEN」は独特のヴァンパイアコンセプトを活かした物語型パフォーマンスでENGENE(ファンダム名)の目と耳を惹きつけた。彼らは2日、ソウル・ソンパ(松坡)区オリンピック公園KSPO DOMEで開催した新ワールドツアー「BLOOD SAGA IN SEOUL」2日目の公演で、デビュー7年目を迎えたチームらしい熟練したステージ力を存分に示した。

「ENHYPEN」は今回の公演を全4章で構成し、「ヴァンパイアの本能と挑戦心で世界の冷たい束縛を打ち破り、君とともに未来を描いていく」というメッセージを込めた。ここでの「君」とはファンを意味する。公演に込められた物語は1月に発売した7thミニアルバム「THE SIN : VANISH」で語った内容の続きにあたる。アルバムを通じて、「ENHYPEN」は人間とヴァンパイアが共存する世界で、愛のために禁忌を破って逃避する恋人たちの物語を音楽とパフォーマンスで表現し、世界中の「ENGENE」から高い支持を得た。

「すべてを燃やし尽くすから、みんなも『ENHYPEN』を初めて見るように公演を楽しんでほしい。思いっきり遊ぼう、ファイト!」

「ENHYPEN」は1章「VANISH」で「Knife」「Daydream」「Outside」「Brought The Heat Back」「No Way Back」などを披露し、公演の幕を開けた。

シックな黒の衣装をまとった6人のメンバーは、強烈なサウンドに合ったパフォーマンスでカリスマを放ち、序盤から会場の熱気を高めた。この章を通して「私たちの出会いを阻む世界の抑圧を引き裂き、君に向かう」との決意を宣言した。

続く2章「HIDEOUT」では、「Big Girls Don‘t Cry」「No Doubt」「Sleep Tight」「Bills」「Moonstruck」「Paranormal」「Blockbuster」「Go Big or Go Home」「Future Perfect」など多彩な曲でステージを彩った。

さまざまなストリートファッションに着替えたメンバーは、色とりどりの曲で1章より自由奔放な魅力を放ち、「美しい森で君と共にする未来を思い描きながら歌う瞬間」を表現した。この章では花びらが舞うなか「Paranormal」を歌うときに雰囲気が最高潮に達した。ロッキングなトラックが多く、バンドのライブ演奏とメンバーの息の合ったパフォーマンスが特に際立った。

ツアー名と同名の3章「BLOOD SAGA」では、「Stealer」「Drunk-Dazed」「Bite Me」「Fate」「CRIMINAL LOVE」など力強く荘厳な曲で、血の運命を受け入れ、愛の罪を喜んで背負いながら愛を表現するヴァンパイアの姿を描写した。


この章では「ヴァンパイア社会の規則を守る追跡隊」を演じたダンサーたちが会場のあちこちを飛び回る演出が加わり、没入感を高めた。メンバーもそれに合わせた衣装を着てステージに立った。「CRIMINAL LOVE」披露時は、ステージ中央の大型LEDと世界観に合わせて作成したセットが絶妙に融合しファンタジーな雰囲気を最大化した。

最後の4章「LOST ISLAND」は「Lost Island」「XO」「Just a Little Bit」「Helium」「SHOUT OUT」などの曲で構成した。カジュアルな衣装に着替えたメンバーは車両に乗って会場を巡り、長い旅の末に未知の島にたどり着いた喜びを表現した。彼らは熱狂的な歓声に応え、「私たちだけの世界を新たに作っていこう」と共に叫び、ついに物語を完成させた。

「ENHYPEN」は約150分、20曲以上を披露し、ステージの掌握力を証明すると同時に物語を織り込んだコンサートの良い例を示した。公演の最後にメンバーは「とても楽しかった。まるでフェスティバルのようだった」「皆さんと一緒に作った公演だから意味がより深い。今回の公演が皆さんに大きな力になったことを願う」と感想を述べた。

一方、「ENHYPEN」は1日から3日までの3日間のソウル公演で計約3万2000人の観客を動員。以降、来年3月までサンパウロ、リマ、メキシコシティ、ダラス、サンディエゴ、タコマ、オークランド、ラスベガス、マカオ、東京、愛知、ジャカルタ、福岡、大阪、パリ、アムステルダム、ベルリン、ロンドン、シンガポールなどを順次訪問し、世界中のENGENEと会う。ツアーは計21都市、32回の規模だ。

WOW!Korea提供

2026.05.03