「BTS」が来るとホテル代も上昇? プサン宿泊費が最大7.5倍

6月に予定されている「BTS(防弾少年団)」の公演を前に、プサン(釜山)の宿泊料金が急騰している。平時と比べ平均で約2.4倍に跳ね上がり、10万ウォン(約1万円)台だった客室が75万ウォン(約7万5000円)にまで引き上げられるケースも確認された。ファンの間では「チケットよりホテル代が高い」との声も上がりそうな状況だ。


公正取引委員会と韓国消費者院が、6月公演予定週末(13~14日)の宿泊料金を調査したところ、プサン地域135か所(ホテル52・モーテル39・ペンション44)の平均価格は43万3999ウォン(約4万3400円)。前後の週(23万~24万ウォン台=約2万3000~2万4000円台)に比べ143.9%上昇していた。

施設別ではモーテルが3.3倍(229.7%)と最も上昇幅が大きく、ホテルは2.9倍(186.5%)。一方、ペンションは1.2倍(17.4%)と比較的落ち着いた動きだった。

中には“衝撃価格”も。通常10万ウォン(約1万円)で販売されていた客室が公演週には75万ウォン(約7万5000円)に設定されたホテルや、30万ウォン台(約3万円台)の客室が180万ウォン台(約18万円台)にまで引き上げられた高級ホテルもあったという。

料金上昇は公演予定地周辺や交通拠点を中心に顕著だ。2022年に「BTS」が公演を行ったプサン・アジアード主競技場から5km以内では平均3.5倍に上昇。プサン駅(KTX)周辺も3倍超と、アクセス重視のファン心理が価格に反映された形だ。一方、ヘウンデやクァンアンリなど観光地周辺は比較的上昇幅が小さかった。

ただし、現時点で談合などの違法行為は確認されておらず、価格そのものを理由に直ちに制裁が下されるわけではないという。とはいえ、既存予約の一方的なキャンセル誘導などがあれば、消費者保護の対象となる可能性がある。

政府は“バカ高料金”対策のタスクフォースを運営中で、価格透明性の向上や消費者信頼を守るための総合対策を発表する予定だ。

世界中のARMYが熱い視線を注ぐ今回の公演。ステージへの期待が高まる一方で、現地の宿泊事情もまた、もうひとつの“争奪戦”となりそうだ。

 

WOW!Korea提供

2026.02.13