「テプン商事」ジュノ(2PM)、父ソン・ドンイルを失って覚醒「きょうから社員」…視聴率6.8%上昇

 

カン・テプンの通帳には父親の手紙も残されていた。 毎月30万ウォン(約3万円)ずつ入金し、4文字に制限された送信者欄に残した、いわゆる「通帳手紙」だった。 その中には「父は君の夢を応援する。 君はいつも私が一番愛する人だ。 結果より重要なのは人だ。 私たちが花より香り高く、お金より価値がある」というメッセージが積み重なっていた。

テプンはミソンに「仕事をちょっと学びたい」という助けを求めた。 「テプン商事の本当の社員」になりたいという意志だった。 ミソンはそんな彼に「テプンはうまくできるよ。 お願いする」と自分の手を切実に握って残した社長の最後の遺言を伝えた。 そして「社員カン・テプン」の名刺も作った。 テプンは葬儀場でも我慢していた涙を流しながら、父親の意思を再び再確認した。


翌日、テプンはすっかり変わった姿で会社に出勤した。 華やかなスタイルとヘアブリッジをすべて消し、会社員らしいスーツにブリーフケースまで持って現れたのだ。 「本物の社員」として仕事を学ぼうとするテプンは、ミソンとマジンについてテバン繊維の納品現場に向かった。 しかし、その会社の雰囲気は尋常ではなかった。 事務所は清潔すぎで書類箱は空っぽで電話線は抜かれていた。 30年を超えた会社なら当然あるべき、父親の事務室で見た「歳月の垢」はどこにもなかった。

何かが間違っていることを直感したテプンは、ミソンに自分を信じて判子を押さないように頼み、生地を積んだ貨物トラックに向かって全力で駆けつけた。 納品を強行すれば危険な状況だった。 それでもマジンが下がらず、結局貨物トラック前のアスファルトに横たわった。 そんなテプンの顔の上に花びらが舞い散った。 いつか父親は幼いテプンに「花が散るのではなく、実を結ぶために最善を尽くして勝っている」ということを知らせた。

「テプン商事」は毎週土日午後9時10分、tvNで放送される。

 

 

WOW!Korea提供

2025.10.13