“短いながらも強烈な”俳優ソン・ソックが開いた「スナックムービー」定着への道…一時的な流行で終わるか?新しいフォーマットとなるか?


〇 “スナックムービー”に飛び込んだスターたち

俳優志望生や新人俳優らが、主に出演してきた短編映画と異なり、“スナックムービー”には、すでによく知られた俳優たちが新しい挑戦の場としている。

代表的に、「夜釣り」のソン・ソックが成功事例として挙げられ、「4分44秒」には、ガールズグループ「LOVELYZ」のジエや、ボーイズグループ「SHINee」のオンユ、イム・ナヨン、イ・スミン、チャン・ヨンナムらが参加した。「ビリーブ」では、カン・ギヨン、コ・チャンソク、ソヒョン、イ・ジョンハらが活躍し、多様な形態の“信頼”を多層的に盛り込んだ。

「4分44秒」の場合は、1編あたり4分44秒で構成された8個のエピソードを、44分内に盛り込んだ新鮮なフォーマットで、公開10日で4万人の観客を突破し、“スナックムービー”の可能性を、再び立証した。

「ビリーブ」は、3本の映画で、短いながらも強烈に信頼に関する質問を投げかける。

ある所属事務所の関係者は、「“スナックムービー”は、相対的に短い上映時間と柔軟な製作環境のおかげで、俳優が長編に比べて心理的負担を少なく感じながらも、演技変身を試みるのに最適だという認識がある」とし、「新しい可能性を探索できる実験の舞台であり、観客と新鮮に出会える機会となるために、選好度が高い」と明らかにした。

〇 “スナックムービー”、映画界の突破口になるか?

製作される映画の本数が日増しに減る状況でも、“スナックムービー”は、劇鴎街に活力を吹き込むことができることを示した。

長い時間を投資しなくても、没入度の高い映画1本を楽しむことができ、1千ウォンから4千ウォンほどの安い観覧料で、負担なく劇場に足を運ぶことができるためだ。

さらに、製作周期が長くなく、多様なジャンルの実験が可能だ。ある配給会社の関係者によると、ブランデッドムービー携帯と結合し、製作の安定性が高まり、劇場とブランドパートナーがいずれも意味のある成果を出すことができる構造が続いている。

“短いながらも確実な没入感”の“スナックムービー”が、少なくとも90分以上の上映時間が公式のように固まっている映画界に、定着てきるか注目されている。

配給会社の関係者は、「“スナックムービー”が長期的に定着するためには、何より、良質のコンテンツ供給が重要だと考える。多様なジャンルと実験が、着実に続き、観客に新鮮さを与える時に、自足性が生じる可能性がある」とし、「同時に、ブランデッドコンテンツの拡張、OTT公演など、他のコンテンツとの連携、他の映画との交差編成などが、ともに後押しされれば、“スナックムービー”は、一時的流行を越え、劇場の新しいフォーマットとして、十分に発展できる」と強調した。

ソン・ソックもまた、「今後も、劇場で観る2時間前後の商業長編映画は、続くと思う。しかし、劇場も今や変化しなければならない過渡期である点は明らかだ」とし、「それに合わせて、2時間の伝統的なフォーマットは、引き続き維持され、共に人々が持つ劇場に対するイメージが多角化できるようにすることに対して、目標があると考えている」と打ち明けた。

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WOW!Korea提供

2025.10.10