「インタビュー③」キム・ジェウォン、自身が進行を務める時事番組への愛

<インタビューその3>キム・ジェウォン、自身が進行を務める時事番組への愛

キム・ジェウォンは平日の午後9時30分にこの番組の進行を務め、ナレーションも引き受けている。キム・ジェウォンがドラマ「華政」の仁祖役を選んだ理由は、この番組があったからだ。「華政」の中心にMBCの時事番組「リアルストーリー目」があったというのだ。どういう意味だろうか。

「『リアルストーリー目』への出演のためにMBCによく行きました。そこでキム・サンホ監督に会い、ボードを見せてくださって、やりたいキャラクターを選べと言われたんです。監督と周りのスタッフが『光海は“君”だし、仁祖は“大王”だ』と言って、仁祖を勧めてくれました。良くない評価を受けている人物でしたが、監督を信じました。」

「時事番組を進行しながら、様々な経験をして他の人の人生を見る目が養われました。俳優としてすごくいいことですよ。だけど致命的な欠点もありました。殺人や詐欺など重い内容を伝える時に僕の感情を抑えてアナウンサーのように話さなければならないんです。俳優として声に魂がなくなるというのは、大変なことです。だから『リアルストーリー目』という番組を通じて養われた多角的な視線を仁祖に込めて演じました。」

キム・ジェウォンは「リアルストーリー目」の現場録画を計画するほど、この番組に愛情を注いだ。この時に会ったある高齢者と連絡を取り合っているという。萩がきれいな村の老婆、見事に咲いた梅の花、風水地理的にあふれる良い“気”がキム・ジェウォンをさらに健康にしてくれた。

「母の心はとても美しいです。食べるものに対する真心や自負心が大きいんです。今も連絡をしています。母が千の顔を持つ俳優になれと言ったので、万の顔になると約束したのに、『華政』では相変わらずまだまだだったと思います。」

イメージチェンジに成功した俳優として多様な演技スペクトラムを広げたキム・ジェウォンだ。彼が選択する次の作品が今から楽しみで仕方ない。

WOW!korea提供

2015.10.24