2024年2月に初めて開催されたKstyleによる新たな音楽祭「Kstyle PARTY」が今年も開催。3月29日(土)に東京・有明アリーナにて初日の幕が上がった。1日目は日本で圧倒的な人気を誇るベテランアイドルから、独自のカラーを持つソロ歌手まで、個性溢れるアーティストたちが集結し、会場を盛り上げた。
オープニングアクトとして、2000年に弱冠15歳でデビューしたラッパーRoyal 44が登場。「last day」を皮切りに、「Michael Jackson」「Don't Leave Me Now」「Head & Heart」を、持ち前の美声で披露。「Thank You Tokyo! I Love you、この後も楽しいステージがたくさん待っているので楽しんでください!」と呼びかけ、ステージを後にした。
続いて登場したのは、YOUNG POSSE。デビューして間もないが、独自のHIPHOPを追求しているガールズグループとして早くから注目を集めている。「ATE THAT」「OTB」で、登場から堂々としたパフォーマンスを披露し、新人らしくない余裕を感じさせた。日本語でのトークも交えながら、切なさが漂う最新曲「COLD」へ。センターステージで観客とより近い距離でコミュニケーションを取った。
続く「MACARONI CHEESE」で観客とのコール&レスポンスを楽しんだ彼女たちは、最後の2曲を残し「今日はリスペクトしている先輩たちと一緒に公演ができて、緊張しましたが本当に幸せです」と感激した模様。ファンとの別れを惜しみながらも、「Blue Dot」「XXL」でYOUNG POSSEカラー全開のパフォーマンスを披露し、ステージを締めくくった。
3組目として登場したのは、“韓国HIPHOPのレジェンド”と呼ばれるTiger JK。冒頭から日本語で「叫べ!」と煽り、Stray Kidsとのコラボ曲「TOPLINE」で一気に会場の雰囲気を変えた。「Liquor Shot」「I Want You」で観客のボルテージを上げたところで、妻のYoonmiraeを呼び込み、「Angel」から2人でのパフォーマンスがスタート。「Black Happiness」「MONSTER」でも観客とのコール&レスポンスを続け、最後の曲「Get it in」で、会場はまるでクラブのような雰囲気に。Tiger JKとYoonmiraeの音楽に身を任せ、一つになった時間だった。

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