「所得は家族の生活費にすべて使用」…故キム・セロンさん、2億円の自宅を追い出され…アルバイトをしなければならなかった事情

キム・セロンさんは、それまで稼いだ所得を両親の事業資金や、家族の生活費に使用し、財産はほとんどなかったという。故人の法律代理人だった弁護士のミン・ギホ氏は、2023年のインタビューで「違約金自体が相当な額のため、多くの債務を引き受けた状況」とし、「それまでの所得は、ご両親の事業資金と家族の生活費ですべて使われた。経済的に厳しい状況に置かれている」と明らかにした。

以降、キム・セロンさんは生活費と違約金を準備するために、カフェアルバイトなどをして孤軍奮闘した。ある知人は、「あの事件(飲酒運転交通事故)以来、キム・セロンはキム・アイムに改名した」とし、「めがねをかけて名前も違うので、人々は知らなかったが、写真が撮られてキム・セロンだという事実が知られ、解雇された。生計のためにアルバイトでもしなければいけなくて、カフェに就職したが、そんなことが繰り返されるのでかなり悩んでいた」と説明した。


しかし、キム・セロンさんはこのような状況でも復帰の道を探していた。演劇「トンチミ」で復帰しようとしたが、世論の反発に勝つことができず降板することになると、すぐに映画「ギターマン」でスクリーン復帰を夢見た。劇中で女性キーボード演奏者役を引き受けた彼女は、キーボード練習もして意欲にあふれていたという。しかし、映画の公開を控えてこの世を去ってしまった。

なお、キム・セロンさんの遺体安置所はソウル・ソンパ(松坡)区にあるソウル・アサン(峨山)病院の葬儀場に用意された。出棺は19日の午前6時20分だ。

■自殺を防止するために厚生労働省のホームページで紹介している主な悩み相談窓口
●こころの健康相談統一ダイヤル:0570-064-556
●よりそいホットライン:0120-279-338、岩手県・宮城県・福島県から:0120-279-226
●いのちの電話:0570-783-556
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2025.02.18