いつも幼い末っ子扱いをされていたイ・スンギが強烈なアッパーカットを飛ばした。
誠実なイメージでファンたちの変わらない愛を受けている彼がtvNウェブバラエティ「新西遊記」で予想もできない毒舌で出鼻をくじき、本来の親切で気さくな姿を惜しみなく披露して良い反応を引き出した。
相変らず高貴な雰囲気を維持し、皇太子らしいビジュアルもやはり卓越した。
イ・スンギは20代後半から30代初めの同じ年頃の俳優の中で最も卓越したバラエティ感を持っているが、秘訣はSBS「強心臓」、KBS 2TV「1泊2日」などを長い間してきたおかげだ。
このような凄いスペックを持っているイ・スンギのバラエティ能力が「新西遊記」で爆発したわけだ。
「新西遊記」が当初の期待値をさっと跳び越した理由は彼の話し方のためだと言ってもいいほどだ。
もちろんナ・ヨンソクPDの手腕と地上波放送に比べて規制が少し自由なインターネット放送に「1泊2日」で熟達したメンバーの力量が加わったからでもある。
歌と演技、バラエティまで頭角を表わしたイ・スンギは誰が見ても完ぺきだ。
度が過ぎる評価を下したのではないかと最大限客観的に考えてみても考えは変わらない。(記者がイ・スンギのファンではないという事実を付け加える)
「新西遊記」が公開されて1ヶ月にもならないのに照会数が4千万を越えたのを見るとわかる。
イ・スンギは「新西遊記」で一言で言えば水を得た魚であった。
地上波放送局より制約がないオンライン放送で自由になって引き立って見えた。もちろん礼儀正しいことは維持していた。言いたいことは言いながら誰が聞いても機嫌を損ねなくする魔術のようなイ・スンギの話し方。
どんなゲームをしても無条件で一等になるという執拗な勝負欲が適当な緊張感と面白味を与えてくれる。
彼は初日から強烈だった。
「私が占ってもらったところ今年は半々で、来年はうまくいくらしい。だから『来年に軍隊に行く』と言ったら伸ばしなさいといわれた。それで『来年に軍隊か刑務所のどちらかに行かなければならない』と言った」というディス性コメントを投げて笑いを誘った。
5年前「1泊2日」に出演した当時よりさらに落ち着き払っている。
イ・スンギの所属事務所側の関係者はOSENに「『新西遊記』がウェブの基盤バラエティという初めての試みなので新鮮な感じを受けたりしたが初めはとても心配しました」と言って「だが、放送後幸いにも反応がよかったのでありがたく思っています。最近(イ・スンギが)映画撮影をしていますがスタッフをはじめとして同僚が『おもしろく見てるよ』と言ってくれるらしいです」と良い反応に対する所感を伝えた。
この関係者は4人のメンバーが見せてくれるケミストーリーに対して「イ・スンギがお兄たちと親しいけれど何年かぶりに集まったのでぎこちなと思った。だが、相変らず以前のようによく息が合って、さらにおもしろく中国旅行をしました」と伝えた。
「エース」カン・ホドンも感心するほどイ・スンギのバラエティ感は大きく成長した。
もっと興味深いのはイ・スンギがバラエティ初歩の時代カン・ホドンの下で「カンライン」として分類されたが、今では形勢が逆転して「キライン」にカン・ホドンが入るという感じだ。
軍入隊を控えたイ・スンギが一層自信あふれる足取りで入ることができるだろう。