Netflixオリジナルシリーズ「イカゲーム」シーズン2を見つめるエンターテイメント業界の視線は、「『イカゲーム』シーズン2が全世界的に大きな期待を受けていたので、作品公開後に達成した成果が過小評価される傾向にある。すでに歴代級に成功した作品だ」というものだ。圧倒的な視聴数を記録し、全世界的な話題性を得ており、シーズン2が成功を手にしたと見ることが支配的だ。
キム・ヨンヒオープンルート専門委員は「圧倒的成果を出したシーズン1と比較すると、少し失望するかもしれないが、各種数値と話題性は満足な成績」とし、「特定作品の経済効果や売上高を鑑み評価をするのは難しいが、Netflixが韓国コンテンツに対する投資を続けるには十分な成果を出した」と評価した。
【公開するなり新記録】
2021年に公開された「イカゲーム」シーズン1は、グローバルOTT(オンライン動画サービス)プラットフォームであるNetflixの歴代ヒット1位(英語+非英語含む、22億520万視聴時間)記録を立て、K-コンテンツ熱風を導いてきた。熱い人気に力を得てシーズン2、シーズン3まで制作され、公開される前からアメリカ、オーストラリア、イギリス、フランスなど世界各国で大々的な宣伝をし、期待感を見せた。
公開以降、海外メディアでは「没入感が高かった(バラエティー)」、「物語が停滞した(ニューヨークタイムズ)」など評価が分かれたが、公開されるなりグローバルOTTコンテンツ順位集計サイトであるフリックスパトロールで集計するすべての国家(93か国)で1位を獲得し、熱い反響を得ている。
Netflix TOP10公式ページ集計によると、「イカゲーム」シーズン2は公開初週である12月第4週(23~29日)で4億8760万視聴時間を記録した。公開初週基準で、2021年9月第4週(20~26日)の「イカゲーム」シーズン1で立てた4億4873万時間の記録を越えた。全体週間を見ても、「イカゲーム」シーズン1が2021年10月初週に記録した5億7176万時間に続いて歴代2位に達する驚きの成績だ。(2ページに続く)