ソ・ギョンドク教授が、ユネスコ世界文化遺産に登録されたピョンサン(屏山)書院の柱に釘を打つなど、毀損(きそん)したKBSドラマ「主役の初体験、私が奪っちゃいました」に言及した。
3日(本日)、誠信女子大のソ・ギョンドク教授は自身のSNSに、「KBSドラマの制作チームが、ユネスコ世界遺産に登録された屏山書院で、小道具設置のために建築物の柱に釘を打って、大きな議論になっている」とし、「現場を訪問したある建築家が問題を提起して、多くのネットユーザーが情報提供をしてくれて分かった」と伝えた。
引き続き教授は、「KBSの新ドラマ『主役の初体験、私が奪っちゃいました』側が最近、ドラマ撮影のためにアンドン(安東)にある屏山書院のあちこちに釘を打ったことが明らかになった。これについて、KBS側は公式謝罪をし、復旧することができる最善の方法が何か議論中と明らかにした」とし、「ここ最近、韓国国内で“文化財毀損”が深刻な状況である。昨年8月、ユネスコ世界遺産であるソンヌン(宣陵)の封墳を毀損した事件、2年前にキョンボックン(景福宮)の壁面に落書きテロをした事件など、あり得ないことが持続的に発生してきた」と伝えた。
そうして、「今後は単純処罰だけで終わるのではなく、文化財の重要性に関する“市民意識”を改善しなければならないだろう」とし、「そうするためには何より、小学校の時から文化財関連の教育を強化しなければならない」として、「Kコンテンツの全世界への拡散によって、韓国の文化や歴史を体験しようと、多くの海外観光客が訪れている。このような状況で、私たち自らがまず私たちの文化財を大事にして、しっかり保存するのに万全を期しなければならない」と強調し、注目を集めた。
自身を建築家と明かしたあるネットユーザーのA氏は、先月12月30日に屏山書院を訪れ、ここがKBSドラマの撮影現場で利用される過程で、柱に釘がく差し込まれるなど毀損された姿を目撃したと明らかにした。該当のドラマは、「少女時代」のソヒョン、「2PM」のテギョン主演のKBS『主役の初体験、私が奪っちゃいました』 だ。KBSは、「理由はともかく、現場で発生した状況についてKBSは事態の深刻性を悟ってお詫びする」とし、「該当のドラマ関係者は、屏山書院関係者と現場確認をして復旧のための手続きを協議中にある。また、今後の再発防止対策と、追加で発生し得る被害状況に対しても、積極的に論議する」と謝罪した。
WOW!Korea提供