「取材レポ」JAEJOONG(ジェジュン)と XIA(ジュンス)のデビュー20周年記念公演「JX 2024 CONCERT in Japan」が開催!「僕たちは幸せ者!」

コンサート後半は、「Stand by U」、「明日は来るから」、「どうして君を好きになってしまったんだろう?」、「Begin」、「PROUD」といったバラードの名曲を披露。じんわりと心にしみ渡る歌声で会場を優しく包み込んだ。
「ありがとうございます」と深々とお辞儀をし、ジュンスが「今歌った曲は全部日本で発売された曲なんですけど、いかがでしたか?」と訊ねると、大きな歓声と拍手が沸き起こった。ジュンスは「今回のステージは歌いたい曲がありすぎて、どの曲を歌えば良いのか選ぶのが難しかったです」と明かし、JAEJOONも「今まであまり歌っていなかったけど、その中でもファンの皆さんはこの曲を聞きたがっているんじゃないかなと勝手に予想していました。でも個人的にはすごく良かったと思います」と話すと、会場からも共感する拍手が沸き起こった。
ここでは、セットリストに入りきらなかった「Forever Love」や「時ヲ止メテ」をアカペラで少しだけ歌いファンを感動させることもあった。XIAは「一緒にできるようなステージがまたあったら・・・。まだたくさん歌いたい曲はあるので…。よくわからないんですけど、お楽しみに」と伝え、ファンの期待を高まらせた。

楽しい時間はあっという間に過ぎ、いつの間にか最後のフェーズへ。ダンスを久しぶりに踊るJAEJOONは、「ちょっと怖い」と消極的ながらも、ファイナル公演ということで「ここで踊って骨が折れてもいいです。死ぬ気でやります」と気合を入れる。するとXIAが「僕の気持ちはこの上で死んでも良さそうだ」とXIA特有の話し方でファンを笑わせ、「盛り上がっていきましょう!」と叫んでラストスパート。「The way U Are」を大人の色気たっぷりに披露し、「呪文 -MIROTIC-」ではファンの掛け声もぴったり。観客の熱量もどんどん高まっていく中、最後「under my skin」と歌い2人が後ろに倒れ込むように姿を消し、会場を大興奮の渦に巻き込んだ。


興奮冷めやらぬ中、会場に穏やかなピアノの音色が流れると、2人にステージに戻ってきてほしいという気持ちを込めて、ファンが「忘れないで」を合唱。美しい歌声が響き、歌詞にある「♪待っているから」という気持ちがJAEJOONとXIAに届くと、会場に心臓の鼓動音が鳴り響いた。そして、ステージに学生服風のスタイルで2人が登場し「Hug」を披露。「♪君の猫になりたい」という部分では、ジュンスが「にゃー」と愛嬌を見せ、JAEJOONがXIAの前でひざまずき、XIAが照れながらもJAEJOONの顔を両手で覆うように包み込む姿を見せると、ファンも大興奮。最後に2人ががっしりとハグを交わすと会場は熱狂に包まれた。
「風船(Ballons)」では、それぞれトロッコに乗り、後方席のファンとも至近距離で触れ合ったり、トロッコから降りて客席に向かいファンとハイタッチをしてファンに大サービス。ステージに戻ってきた2人は、感情が昂ったのか身につけているものを全てプレゼントしたいと言って、ネームタグや上着、ネクタイ、チェーンなどを客席に投げることもあった。大盤振る舞いをし、白シャツ1枚となった2人だが、スタッフがJAEJOONの背後に駆け寄って何かをはずすと、それを見たXIAが「ずるいじゃん!」と即座に攻め寄る。貼るホッカイロを背中に付けていたJAEJOONに文句を垂れると、JAEJOONは「知らなかったんだよ。ちょっと背中が熱いからファンのみんなの愛の力ってすごいなって思っていたんだけど(笑)」と言い訳するが、ジュンスは「僕は何も(付けて)ないのに!」とご立腹。そんな怒る姿を見たJAEJOONは「かわいいね。おもしろい(笑)」と微笑み、2人のコントのようなやり取りにファンも笑いっぱなし。
そして、次の曲が本当に最後の曲だということが伝えられると、ファンから「誕生日」コールが沸き起こった。するとJAEJOONが「ちょっと待って、誕生日よりコンサートが大事なんですよ」と焦りだすが、少し考えてからJAEJOONが「順序を変えないといけないようです」と韓国語でスタッフに伝えると、会場にバースデーソングが流れ始めた。この日はジュンスの誕生日ということで、ファンも「誕生日おめでとう」というスローガンをそれぞれ作ってジュンスの誕生日をお祝い。歌い終わると、JAEJOONがXIAと熱いハグを交わし、その姿にファンも歓喜の声を上げる。
XIAは「ありがとうございます! 用意してたの?」とうれしそうに話すと、JAEJOONは「昨日からずっと我慢してたの。今日、(一緒に)歯磨きする時も全然言えなくて・・・。今のために黙ってたの、ごめんね」とサプライズでお祝いしようと思っていたことを伝え、ここでもしっかりとハグをしてXIAへの愛情を表現した。
誕生日を祝ってもらったXIAは「JAEJOONと久しぶりに一緒にステージに立って、懐かしい曲を歌えて、それ自体が本当に僕の誕生日のプレゼントの中で、これが一番のプレゼントでした。何よも一番幸せなプレゼントをもらった感じで、今日のこのステージは永遠に、忘れられないと思います。いい思い出を作ってくれてありがたいし、これからも、もっともっと頑張ってみなさんの笑顔を見られるように頑張ります。ありがとうございます」と伝えた。
最後にJAEJOONは「皆さんからこんなに大きな拍手をいただける僕たちは幸せ者なんじゃないかなと思います。ありがとうございます。サランへヨ(愛しています)。こうやって2人で同じステージの上で一緒に歌っていると、またこういう幸せを感じたいなと思いました。また新たな希望を込めて頑張っていきたいと思います」と伝えた。
それぞれの想いを伝えると、「盛り上がっていきましょう!」と気合を入れて「Empty」を披露。激しい重低音が響く中「♪Let it go!」と叫んで会場のボルテージは最高潮に! 2人は大いに盛り上がる会場を見渡しながら「ありがとうございました!」とステージを後にするが、アンコールを求める声は鳴り止まず、しばらく経つとステージに2人の姿が現れた。そして、会場に「♪Ha Ha」と美しいハーモニーが響くと「Love In The Ice」のステージへ。美しくエモーショナルな2人の掛け合いにじっと聴き入るファンたち。
最後に2人が「ありがとうございました!」と感謝の気持ちを伝えてステージを去っていくが、互いにまだ離れたくないという気持ちが一つになり、再度ステージに姿を現したJAEJOONとXIA。2人は大きな歓声と拍手を全身で受け止めながら、深々とお辞儀をしてステージを後にした。
約3時間に渡って行われたコンサートは、寒さを吹き飛ばすほどの熱気の中、大盛況のうちに幕を閉じた。

取材:Korepo(KOREAREPORT.INC)

 

2024.12.20