
「BTS! BTS!」
1日(現地時間)、米ニュージャージー州イーストラザフォードのメットライフ・スタジアム(MetLife Stadium)は、「BTS(防弾少年団)」のワールドツアー公演を待ちわびるファンの熱気に包まれた。開演前から客席では自然発生的にウェーブが広がり、「BTS!」コールやメンバーの名前を呼ぶ大歓声が次々と巻き起こる。7万8000人の期待が一つになったスタジアムは、ライブ本編が始まる前から熱狂に包まれていた。
同日午後8時過ぎに開演した「BTS WORLD TOUR ‘ARIRANG’ IN NORTH AMERICA」の初日公演には、7万8000人の観客が集結。メットライフ・スタジアムの駐車場は開演数時間前から車で埋め尽くされ、会場周辺には紫色のARMY BOMBを手にしたファンや記念撮影を楽しむ来場者があふれ、まるでフェスティバルのような雰囲気に包まれた。
「BTS」はワールドツアーとしては2019年以来、約7年2か月ぶりにメットライフ・スタジアムのステージに立った。今回のツアーでは、米タンパを皮切りにエルパソ、メキシコシティ、スタンフォード、ラスベガスの計5都市で15公演を開催し、約84万人を動員している。

会場に足を踏み入れると、まず目を引いたのはスタジアム中央に設置された巨大な360度ステージだった。四方へ伸びる花道と超大型LEDスクリーンがスタジアム全体を包み込み、開演前にはスクリーンに「韓国を抱き、私たちを抱く歌」という韓国語のメッセージが映し出された。国楽の旋律と水墨画を思わせる映像演出が融合し、公演前から韓国ならではの情緒が会場いっぱいに広がった。
所属事務所のBIGHIT MUSIC(HYBE)によると、今回のステージは景福宮(キョンボックン)の慶会楼(キョンフェル)をモチーフにした東屋を360度ステージ中央に配置し、誰もが共に楽しめる宴の空間を現代的に再解釈したという。
公演は「Hooligan」「Aliens」「Run BTS」で勢いよく幕を開け、「FAKE LOVE」「MIC Drop」「IDOL」「Butter」「Dynamite」などの代表曲に加え、新曲も披露。360度ステージを生かし、メンバーは会場全体を縦横無尽に駆け巡り、どの座席からでも間近でパフォーマンスを楽しめる演出で観客を魅了した。

この日のハイライトは、新曲「Body to Body」のステージだった。
韓国の民謡「アリラン」を取り入れたこの楽曲が始まると、7万8000人の観客が韓国語で「アリラン、アリラン」と大合唱。メットライフ・スタジアムを埋め尽くした観客が一つの声となって韓国民謡を歌い上げる光景は、この日の公演を象徴する感動的な瞬間となった。
NFLのニューヨーク・ジャイアンツとニューヨーク・ジェッツの本拠地であるメットライフ・スタジアムに集まった7万8000人の世界中のファンが、国境や言語を越えて韓国語で「アリラン」を歌い上げる姿は、「BTS」が世界に広げた文化的影響力を改めて印象付けた。
「BTS」の今回のワールドツアーは全88公演を予定しており、K-POPアーティストの単独ツアーとしては最多公演数となる。
これまで訪れた各地でも大きな話題を集めており、エルパソでは地域観光への貢献が評価され特別賞を受賞。メキシコシティでは公式歓迎を受け、クラウディア・シェインバウム大統領と面会した。さらにパリ公演では1公演当たり9万2000人を動員し、グループ史上最多の観客数を記録した。
ニュージャージーの夜空に響き渡った7万8000人の「アリラン」の大合唱は、「BTS」の音楽がエンターテインメントの枠を超え、世界中のファンを一つにつなぐ文化的な力を持っていることを改めて証明する一夜となった。今後予定されている中東、日本公演でも、その熱狂はさらに広がっていきそうだ。
WOW!Korea提供







