泥酔運転で死亡事故を起こしたDJイェソン(アン・イェソン)が最高裁で懲役8年を言い渡された。
15日、法曹界によると、最高裁判所3部は10日、特定犯罪加重処罰などに関する法律違反(危険運転致死)などの容疑で起訴されたアン氏に対し、上告棄却決定を下したという。これにより、2審で判決した懲役8年の刑が確定した。
上告棄却決定は、上告人が主張する理由が刑事訴訟法で定める上告事由に該当せず、上告理由自体を検討しなかったという意味だ。
アン氏はことし2月3日午前4時40分頃、飲酒運転をして前を走っていたオートバイに追突した。この事故で、オートバイに乗っていた配達員の50代男性が心停止状態で病院に運ばれたが死亡した。
当時、アン氏の血中アルコール濃度は0.221%で泥酔状態だった。アン氏は事故を起こす前、別の交通事故を起こして逃走し、このような死亡事故を起こしたと調査された。
1審の裁判部はアン氏に対して「現場に残る必要があるにもかかわらず、何の説明もなく現場を離れた」とし、「被害者を保護するなど、道路交通法上取るべき措置を取らず、事故場所を離脱した。当時、逃走意思もあったことを認める」とし、懲役10年を宣告した。
アン氏側と検察はいずれも1審判決を不服とし、裁判所に控訴状を提出。検察はアン氏が泥酔状態で事故を起こし、何の措置もなく逃走するなど事案が重大だと控訴理由を明かした。
2審はアン氏が犯行を自白し、被害者と合意した点を考慮し、懲役8年に減刑した。
アン氏は量刑不当などを理由に2審判決に不服があったが、最高裁は正当な上告理由がないと判断し、上告棄却決定で刑を確定した。
WOW!Korea提供