yeyeさんは、マルチーズの男の子である愛犬ムンゲを、クロッキーからアクリル画、漫画まで、さまざまな作品で表現してきました。「うちの子」への愛情がギュッとつまった作品はSNSにも投稿され、日本人ユーザーからの「いいね！」やフォローも増えています。熱心なファンは、著書『グルモン～文書を書くわんこ』を日本に取り寄せたり、本を買うために韓国を訪れたりもしたそうです。日本のファンにとって待望の『はじめまして、ムンゲです。』発刊に先立って開設した楽天ブックスの特典ページは、オープン当日に予約が20冊を超えました。また、ゆかりの地である京都でのライブドローイングとサイン会の実施を決定したところ、案内開始直後に定員30人が即満席。急きょ決定した追加開催分も完売し、yeyeさんの人気ぶりが見て取れます。なお、同じ会場で開催する原画展示会は、どなたでもご覧いただくことができます。

【yeye発刊記念展示会「はじめまして、ムンゲです。」概要】
日程：2025年1月18日（土）～2月9日（日）
場所：NEUTRAL horikawa（大垣書店堀川新文化ビルヂング）京都市上京区皀莢町287
主催：NEUTRAL
協力：PHP研究所
※詳細はNEUTRAL ウェブサイト参照　　https://horikawa-shinbunkabldg.jp/rental-space/

「ふわふわな綿雲（ムンゲグルム）」みたいな毛並みから、そう名付けられたムンゲは著者の弟であり、家族の末っ子であり、愛すべき赤ちゃんです。「うちの子が見る毎日は、どんな世界だろう？」と考えた著者は、ムンゲ本人（犬）とたくさん目で会話をして本書を描きあげたことを、イントロダクションで振り返っています。この本は、「老犬」になったことを悟ったムンゲが、一緒に過ごしてきた家族に伝えたいことを書き残したメッセージブックです。家族への仲間入り初日から、「とりわけぼくにべったりな一番目の姉ちゃん」について、病気と闘う日々のことまで、愛おしすぎる14年間が、ムンゲの言葉とyeyeさんのイラストで描かれています。

すぐに落ち込み、優柔不断だと自己分析する著者と、その弟犬ムンゲは全然違う性格でした。「はっきり意思表示」がムンゲ流。闘病中も、ご飯をいっぱい食べて、薬もしっかり飲んで、家族に変わらない愛を注ぎました。そんな強さを愛し、憧れていた著者の人生の伴侶として寄り添ったムンゲは、2024年1月に空で輝く星になりました。大将は家族全員に平等、子ども扱いには断固抗議、おねだりは賢く、今この瞬間を幸せに生きる──本書には、yeyeさん一家の大将だったムンゲの「教え」が満載です。『はじめまして、ムンゲです。』を書いた作家のムンゲ先生として、彼はyeyeさんだけでなく、読者の心の中でも生き続けます。

yeye（いえいえ）
アーティスト・エッセイ作家
日本の京都精華大学でアニメーションの学士号(2011年)と漫画・絵本コースの修士号(2013年)を取得後、故郷の韓国に帰国。 2022年に個展を開催し、画家としてデビューを果たす。アニメーションと絵画のテクニックを組み合わせて、自身の伴侶犬であるムンゲを芸術的に描きながら計4冊の書籍の出版と計2回の個展の開催に成功。
日本でのアーティスト活動は、本書が初めてとなる。

タイトル：はじめまして、ムンゲです。
サブタイトル：一匹の家族が教えてくれた、人生で大切なこと
著者：yeye
訳者：菅原光沙紀　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　価格：1,870円（10％税込）
判型・製本・頁数：四六判並製‏256ページ
ISBN978-4-569-85824-1
発行：ＰＨＰ研究所
発売日：2024年11月28日
https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-85824-1