「取材レポ」俳優キム・ジェヨン 6年ぶりに日本のファンと再会し隠していた可愛さ解禁?! ふれあい満載のイベントでファンもドキドキ

続いて、「ファンと一緒にLet’s play」というコーナー。一つ目のゲームは、抽選で当たったファンをステージに呼び、誰の手なのかをキム・ジェヨンが当てるというもの。当てる人の手を最初に握り、その感触を確かめると、キム・ジェヨンが目隠しをして5人の手を握っていく。にぎにぎと手の感触を思い出しながら、1番目の人は「違う」とすぐに答えられた彼だったが、2人目からわからなくなったようで悩み始める。そして悩んだ末に選んだのは1番。最初に「違う」と答えていたはずの1番を選んだことで会場が少しざわつくが、混乱中の彼に対して司会者が「本当に良いんですか? もう一回だけチャンスを与えます」とアシスト。彼が額の当たりにペーパーを押える形で目隠ししていたこともあり、悩みに悩んでいる心境と体勢がリンク。その姿にファンがほっこりしながら見守っていると、悩んだ末に「3番」と答えて大正解! 「みんなの手が小さ目で、僕は手が大きいからわかりにくかった」と話していた彼だったが、2人目で当てたことに、会場からも大きな拍手が送られた。

ファンと楽しむコーナーはまだまだ続き、「3つのお題を持っている人を探す」ゲームでは、キム・ジェヨンが客席に降りていくことも。客席内を行き来する彼がファンに近づくたびに悲鳴のような声が沸き起こっていた。時間が迫る中、客席内で立ち止まって悩んでしまう彼だったが、ファンはお題がなんなのかもわからずに手を振ってアピール。なんとか時間内に3人をステージに連れて行き、答え合わせをすることに。「1.キャラクター(ミッキーマウス)の小物を持っていそうな人」というお題では、「(服の色が)ミッキーマウスっぽかったから」という理由で選び、「2.東京以外に住んでいそうな人」というお題では、「僕と目が合ったので選びました(笑)」という理由で選んだものの、神奈川に住んでいることで正解。「3.運動をしていそうな人」というお題では、ウォーキングや筋トレをしているファンを連れてくることに成功。正解できた嬉しさに、普段可愛さを隠しているという彼だったが、それを隠すことすら忘れて、ガッツポーズや両手を小刻みに動かして可愛く喜んでいた。
ファンと近くで触れ合うコーナーが続いたおかげで、彼は「緊張がほぐれました。いまとても楽しいです」と無邪気な笑顔を見せた。

イベント後半では、赤いニットに着替えて登場。「真っ赤な洋服が似合いますね」と司会者に言われると、彼はうなじを触って少し照れながらも「普段は黒色の服を着ています。僕は影のように生きていきたいと思っているので、普段は黒をよく着ています(笑)」とユニークに返し、すっかり緊張もほぐれたようだ。
キム・ジェヨンを深掘りしていくコーナーは続き、心理テストの時間も設けられた。
「果物のオレンジで思いつく知り合いは?」という質問に、彼は「僕の家のわんちゃん」と回答。「それはあなたと気の合う人です」という結果が出ると、最初に答えたことはなかったことにして、突然、彼が「あー、オレンジだとしたら、ファンの皆さんが浮かびます」と回答を変えてファンを喜ばせることも。
「絵本に描かれた魔女はどんな性格で、どんな魔法を使う?」という質問には、「外見は怖いけど、性格は優しくて、みんなを若くしてあげる魔法を使う」と回答。「魔女はあなた自身。魔女の性格はあなたの隠れた性格。魔法は願望」という結果に、「合っています。(日本語で)優しい」とうなずき、「若くいたい?」と司会者に言われると、「少年」と答えて会場を笑わせていた。
「自分のおでこにアルファベットのEを書いてください」では、相手にEという文字がわかるように書いた彼。「他人に見えるように書いたのは気配り上手、逆に書いた人は自己中」という結果に、彼は「僕は本当に優しくて気配り上手なんですね(笑)」とユーモアあふれる回答でファンを楽しませた。

「ジェヨンのもし・・・だったら」のコーナーでは、「もし1週間お休みがあったら?」という質問に、「沖縄旅行に行きたい」と回答。これまでに2回行ったことがあるという彼だが、沖縄に10日間くらい滞在していた時は、ほぼ旅館で過ごしたそうだ。彼は「旅行に行ったら、寝て、自然を見て、また休んで、食べてとか、そういうのが好きなんです。子供の頃はサーフィンをしたりしたけど、最近はしていません。(のんびりした)そういった旅行がすごくいいんじゃないかなと思います。居心地良く休めるので・・・」と彼なりの休日の過ごし方を話してくれた。
続いて「もし一気に10億ウォンを使わないといけないなら何に使う?」という質問には「家」と回答。彼は「最近日本の家を見に行ったことがあります。郊外に行くと手頃な値段もあるので、旅行とか度々日本に来ることがあれば、そこで過ごせばいいなって思ったことがあります」と、“もしも”ではなく現実でも考えていることに、ファンを驚かせていた。
「もし芸能の仕事以外にするなら?」という質問には、「料理。飲食店をやっているシェフです」と回答。食べることが好きだという彼だが、「料理学校にも通ったことがあるのですが、自分が作った料理を誰かに食べてもらって美味しいと言われたら幸せだと思います。子供の頃の夢がシェフでした」と明かした。パスタ全般は得意だと伝えると、「カルボナーラを作ってほしい」というファンからリクエストされる一幕もあった。また、時間があって凝った料理を作るとなったら、「トマトシチューを作ってあげたい」と話し、ファンの妄想を掻き立てた。
「無人島に1人連れて行くなら?」という質問には、「事務所の代表」と現実的な答えに会場から笑いが。理由について、彼は「僕の面倒を見てくれるじゃないですか」と答えるが、司会者に「無人島だから(見てくれるかどうかは)わからないですよ」と言われ、「だったら、愛する人がいればその人と」と答えを変える。すると、司会者に「一気にファン(愛する人)の皆さんが団体で行くことになりますね」と言われ、彼もその言葉に「そしたらすごく楽しそうですね!」と、目を輝かせていた。
「もし世の中にあるハリウッド映画やドラマに出演できるとしたら?」という質問には、「きみに読む物語」と回答。彼は「初恋に関するロマンスの物語にも出てみたいですし、その意味では『初恋』という作品も面白かったのでああいった役をやってみたいです」と、次回作への期待を高まらせた。

楽しい時間はあっという間に過ぎ、イベントも終わりの時間へ。手紙を書いてきた彼は「6年ぶりに日本でファンミーティングを開催することになり、とても幸せで胸が躍りました。言葉では表せない感情がこみ上げてきました。僕のことを以前より応援してくださる皆さんとこうして近くで向き合って交流できることは本当に幸せで感慨深いです。旅行でよく訪れていた日本に、こうしてファンミーティングで皆さんと会えることが本当に夢のようです。皆さんとの出会いが嬉しくて楽しくて幸せですが、一方では久しぶりのファンミーティングなのでミスをしてしまうのではないかという心配もありました。いつも応援してくれる皆さんのおかげで、今まで演技をすることができるパワーをいただけましたし、俳優としてやってくることができたのだと思います。こうして僕に会いにきてくれたみなさんに本当に感謝していることを伝えたいです。本当に会いたかったです。これからもたくさん会えるように一生懸命頑張ります。きょう一緒に過ごした時間は僕にとって大きなプレゼントになったと思います。皆さんも幸せな思い出になっていただけたらと思います。また会いましょう。いつもありがとうございます。愛しています」と、心のこもったメッセージを伝えた。

最後は、日本語の歌を準備してくれた彼。子供の頃から好きだったというMr.Childrenの「Heavenly Kiss」をセレクトすると、マイクスタンドに両手を添えて、優しく歌い始める。彼の低めの声とスローなテンポが絶妙で、その心地良さにファンも引き込まれて聴き入っていた。
歌い終わると、「今日は貴重な時間を割いてファンミーティングに来てくださり、ありがとうございます。皆さん、愛しています」と伝え、頭の上で大きなハートを作ると、大きな拍手に包まれながらステージをあとにした。

関連記事

2024.11.14