薬で頭痛は消えたが、無気力だったというトニー・アンは、「何もしたくなかった」とし、「それが深まると死を考えたりもした。ベランダの下を見ながら想像もした。もっと面白いのは、その中でも芸能人なので、『醜く死んではいけない』と考えたりもした。被害にもなるし、生きているわけでもなかった」と、苦痛の時期を告白した。
挙句の果てに、酒と薬を一緒に服用して、ベッドが疲労困憊(こんぱい)した惨事に直面し、深刻性を感じたと述べた。トニー・アンは、「記憶はまったくなかった。部屋からリビングに出る途中に、鏡があったが、髪の毛がなかった」とし、「リビングを見ると、髪の毛が散らばっていて僕は覚えていなかった。ハサミがそばにあるが、僕が髪を切って誤って耳を切ったのだ。幸いにも過多出血ではなかった」と述べた。エレベーターの鏡を頭でぶつけたという話も、後で管理人を通じて伝え聞いたと述べた。
その後、トニー・アンは、イ・ヨンギュ宣教師の「ゆだねる」という本を読み、気持ちを引き締めた後、軍入隊をしたと付け加えた。
■自殺を防止するために厚生労働省のホームページで紹介している主な悩み相談窓口
●こころの健康相談統一ダイヤル:0570-064-556
●よりそいホットライン:0120-279-338、岩手県・宮城県・福島県から:0120-279-226
●いのちの電話:0570-783-556
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