ハン・ジョンウォンは鋭敏な目つきに包まれた冷たくて寂しい雰囲気で好奇心を刺激している。元妻のイ・ソヨン(チョン・ユンハ)が去った空席を満たしたノ・インジを乾ききった表情で迎えたハン・ジョンウォン。ぬくもりなどは見られない彼の空間に踏み込んだノ・インジがどんな変化を起こすのかが関心を高めている。
結婚してとても孤独になったハン・ジョンウォンについてコン・ユは「情緒的に不安で孤独で疲弊した人生を生きている人物だ。自身の本来の姿や心を見せない、自己防御が強い人物だと思って演じた」と説明した。
ソ・ヒョンジンとコン・ユの出会いはそれ自体でドラマファンをときめかせている。それぞれの秘密と痛みを持つ男女が喪失と欠乏を満たしていく過程を繊細な感情ラインで積み上げながら最高に劇に引き込んでいくソ・ヒョンジンとコン・ユの相乗効果が期待されている。
キム・ギュテ監督は「ソ・ヒョンジンとコン・ユ俳優に対する期待は『トランク』の演出を決心した第1番目だった」と強調し、「やはり期待以上だった。お互いに呼吸を合わせて褒め合い激励し合いながら作業をしていく姿が監督の立場でもとても『愛らしい組み合わせ』だった」と深い愛情と信頼を示した。
「トランク」は果敢なテーマと奇抜な想像力で注目されたキム・リョリョン作家の同名小説を原作に、ドラマ「私たちのブルース」、「大丈夫、愛だ」などを演出したキム・ギュテ監督と「花郎<ファラン>」などを執筆したパク・ウニョン作家が意気投合した。
「トランク」は29日、Netflixで公開される。