歌手カンダニエル側、「脱オタク収容所」に勝訴…1億ウォンの民事訴訟も提起へ



歌手のカンダニエルが、1審で罰金1,000万ウォン(約100万円)を宣告されたYouTuber「脱オタク収容所」の運営者A氏を相手に、1億ウォンの民事訴訟を追加提起する。

カンダニエルの所属事務所ARAは11日、「所属アーティストと法務法人リウは、根拠のない虚偽事実および悪質なデマを流布して、深刻な名誉毀損(きそん)を加えた『脱オタク収容所』を相手に、2022年7月の刑事告訴を初めて行い、本日(11日)に1審で勝訴した」と知らせた。


所属事務所側は、厚顔無恥な被告人が控訴するかどうかは関係なく、刑事的手続きとは別に、1億ウォンの民事訴訟を提起すると明らかにした。所属事務所側は、「これ以上善意の被害者たちが発生せず、このようなことが再発しないための最小限の防御策」とし、「悪意的な名誉毀損やこれを通じた収益創出に対しては、民事・刑事上の強力な責任を負わなければならないという考え」と意志を明らかにした。

それと共に、「すべての司法手続きが終わっても、簡単に治癒されない傷を残すため」とし、「今後も当社は、アーティストとファンの皆さんの権利保護のために、最善を尽くす。類似事例に対して、合意なく、可能なすべての法律的措置を進める予定」と付け加えた。

ソウル中央地裁・刑事18単独のイ・ジュング判事は、同日、情報通信網法上の名誉毀損容疑で起訴されたA氏に、罰金1,000万ウォンを宣告した。裁判部は、「パク氏は、経済的利益を追求するために、有名芸能人に対する刺激的で扇情的なコンテンツを、伝播性の高いYouTubeに掲示した」とし、「当該芸能人や所属事務所に回復するのが難しい被害を与えかねないという点で、厳しく処罰する必要がある」と叱咤した。

A氏は、カンダニエルの私生活に関連した虚偽事実が盛り込まれた動画をチャンネルに一度製作し、掲載した容疑を受けている。この映像には、カンダニエルの私生活が乱れているとか、犯罪をした知人たちと親交を維持しているという内容などが収められた。A氏は、法廷で被害者を誹謗(ひぼう)する目的ではなく、単純な意見を述べたに過ぎず、自身が主張した内容が実際の事実だと思ったと主張した。しかし裁判部は、A氏の主張をすべて受け入れなかった。

 

WOW!Korea提供

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2024.09.11