デビュー10周年を迎えたRed Velvetは「WILDSIDE」 での幕開けからハイトーンなボーカルに小気味よいラップ、 セクシーな身のこなしと妖艶さで観客たちを惹きつけ、対照的に「 G線上のアリア」をフィーチャーした「Feel My Rhythm」では、厚いハーモニーが響き合い、 5人の笑顔と清らかなオーラが会場中に広がっていく。「今日、 良いエネルギーをたくさん受け取ってほしいです」と語ったあと、 「私たちが心に抱いていた気持ちを表現した曲」 という日本オリジナル曲「Aitai-tai」を披露。 そして豪雨の中を花道へと進み、 びしょ濡れになりながらパフォーマンスした「Swimming Pool」は自然の演出が重なってドラマチックでもあった。 笑顔いっぱいに届けた「Red Flavor(JP ver)」に続き、最新曲「Cosmic」を日本初披露。 流れるようなボーカル&ダンスでクールに締めくくった。
YOSHIKIのプロデュースにより結成された4人組の美麗- Bi-ray-がシューティングアクトで出演。 4オクターブを奏でる4人は全員ミドルティーンながら、 そのボーカル力は本物。YOSHIKI節満点な「 Butterfly - short ver-」の流麗なメロディを見事なハイトーンで歌い上げて、 今秋のデビューを前に、観客たちに大きな衝撃を与えた。
WARNINGテープが巻かれたような刺激的な衣装で登場した倖 田來未は、オープニングから大ヒット曲「キューティーハニー」 で熱く盛り上げると、ダンサーと共に花道に出ての「IS THIS TRAP?」で会場を更なる熱狂へと導いていく。「 今日も一番の盛り上がりをみなさん、期待してますから!」と「 め組の人」では観客たちと一緒に“めッ!” の振りでテンションを上げ、「WIND」 では伸びやかなボーカルを響き渡らせて圧倒。「WON'T BE LONG」では「歌うよ!」「踊るよ!」 と呼びかけながら掛け合い、炎が打ち上がる「XXX」「BE MY BABY」と“クイーンオブライブ” の名をそのままの怒涛のステージを見せた。「 みんなが濡れているから私も濡れちゃおう」 とペットボトルの水を自身にかける場面も。 ダンサーと共にハードなダンスを見せる「Vroom」 までエナジーを燃やし尽くすと、 最後は観客たちとタオルを回しての「Poppin' love cocktail」へ。 限界突破したパワフルなステージで観客たちへ強い愛情を示した。
生バンドによるSEに乗せてリフトアップで登場したDa- iCE。花村想太と大野雄大が「CITRUS」 のサビをアカペラで歌い上げて会場を一気に惹きつけ、続く「 Kartell」で観客たちのテンションを上げ、さらに「 Clap and Clap」でクラップを巻き起こし、 ストリーミング再生1億超えで大きな話題を呼んでいる「I wonder」でハッピーな雰囲気に包み込んだ。続けて再び「 CITRUS」を今度はバンドとダンサーも交えて披露。 突き抜けるハイトーンボーカルに情感豊かなダンスでしっとりとさ せたあとは、一転「Story」ではロックに疾走。 雨と汗に濡れたステージパフォーマンスを熱く届け、「 ここにいるみんなででっかい花火打ち上げようぜ!」 と始まったサマーソング「スターマイン」 ではGENERATIONSの白濱亜嵐が乱入して一緒にパフォー マンスする豪華なコラボレーションが実現。 曲が終わったと思わせて何度も再開させる展開で『a- nation』ならではの時間を楽しませた。
2017年以来7年ぶりの『a-nation』 出演となったGENERATIONSは、「エンドレス・ ジャーニー」でハッピーな幕開け。 片寄涼太と数原龍友のボーカルに乗るパフォーマンスは、続く「 Diamonds」で一気にタフなものとなり、 噴き上がる炎も相まって不穏なムード満点に。 さらに会場を大きく揺らす「AGEHA」 でエネルギーをさらに上昇させ、EXILEのサマーソング「 SUMMER TIME LOVE」では花道に飛び出して観客たちの間近に迫り、 6人でのシンクロダンスで甘い時間を演出していく。アニメ『 ONE PIECE』の主題歌「Hard Knock Days」ではDai-CEも参加しての競演、そしてDai- CEの「DREAMIN' ON」も続けて一緒にパフォーマンスする熱い『ONE PIECE』の主題歌コラボが実現した。 ラストは観客たちと全身でY・M・C・Aの4文字を作る「Y. M.C.A.」で会場をひとつにし、「みなさんマジで最高です。 やっぱり夏は『a-nation』がないとダメですね!」 と4年ぶりの開催に感慨を表した。
シューティングアクトのラストは、 オーストラリアのアーティスト・Che'Nelle(シェネル) 。日本でも大ヒットした「Baby I Love You」から「SOS」と、 透明感とエモーションを併せ持った歌声を聞かせていく。「You Guys, Happy?」と煽ってからは「Happiness」「 Believe」を日本語で歌唱。 日本のドラマや映画主題歌に数々起用されてきた、 表現力豊かな歌声を堪能させてくれた。
味の素スタジアムを大熱狂の渦にしたのが、 シークレットアーティストのTRF。「『a-nation 2024』みんな元気だった?」とYU-KIが大ヒット曲「 BOY MEETS GIRL」を歌い上げ、さらに「EZ DO DANCE」へと続けて、「『a-nation』! 会いたかったぜ!」とDJ KOOが叫び、大歓声を呼んだ。SAM、ETSU、 CHIHARUの3人も変わらぬタフなステップとダンスを見せ、 ラップでさらに盛り上げたDJ KOOが「まだまだブチ上がっていくぜ!」と声をあげると、 青く光るうちわが大きく揺れて会場は一大レイブの様相となる。「 survival dAnce~no no cry more~」になるとYU- KIもダンサーたちも笑顔で手を振りながら花道へ進み、「 TRFはみんなのおかげで30周年を迎えました! まだまだ突っ走っていくぞ!」(DJ KOO)と、自身のデビュー30周年を『a-nation』 の観客たちと共に祝った。
歴代のライブ映像からカウントダウンし、 壮大なオーバーチュアから赤いフラッグが続々と入場してスタート したのは浜崎あゆみのステージ。 リフトアップした壇上で側近を脇に、 金のロゴが抜かれたフラッグを掲げられ、 生バンドに荘厳なオーケストラアレンジが加わった「Boys & Girls」を堂々と歌う姿は、まさしくクイーンの風格。続く「 Fly high」 ではポンポンを振りながらチアリーダーたちとステージを行進して さらに盛り上げた。一転「fairyland」 で優美なパフォーマンスで魅了したあと、リフターに1人座って「 HANABI」を歌い上げ、 想いに溢れたエモーショナルな歌声と表情は胸に迫った。 続いてゲストとして浦田直也が登場すると、 背中合わせになって彼をフィーチャリングした「ANother song」を一緒に熱唱し、 バラード曲でのズバ抜けた表現力で圧倒した。さらに「 Greatful days」からスタートしたメドレーで観客たちを沸かせ、「 WOW WAR TONIGHT」では浦田とデュエットし、 電飾のフロートに乗ってアリーナへと漕ぎ出していく。そのまま「 glitter」「You & Me」と会場を一周し、ステージに戻ってからの「 evolution」 で力強く声をあげたメドレーをフィニッシュ。さらに「BLUE BIRD」 では次々とアクロバットを決めるダンサーに囲まれながら、 芯のある歌声を聴かせて爽快な高揚感を生み出した。 最後は優しさに溢れた「July 1st」で、バンドメンバーやスタッフ、配信視聴者、 そして足を運んだ観客たちに感謝を伝え、火花の柱が上がる中、 ステージを端から端まで駆け抜けてダンサー陣や浦田とハイタッチ 。花道へと駆けての「『a-nation』 ありがとうございました!」 と全精力をステージに注ぎつくす圧巻のパフォーマンスで観客たち を魅了した。
4年ぶりの開催となった『a-nation』 のために特別なセットリストを用意した東方神起は、 火花の爆発音と共にステージにリフトアップで登場し、「 Rising Sun」からスタート。炎が上がる中、 デンジャラスなムードを醸しながらラップを放ち、 グルーヴィーに会場を揺らすと、 ユンホはフロアに膝をついて叫びを上げる。続く「B.U.T( BE-AU-TY)」 ではダンサーたちとシンクロ率の高いダンスを、 観客たちとはコールを繰り出した。チャンミンの「今日、 みなさんのためにもっともっと一生懸命頑張って、 楽しいステージをお届けしたいと思います」と語った通り「 Share The World」で力強いボーカルを掛け合い、 高まったテンションを会場中へとシェアしていく。 夏に相応しい爽やかさがクセになる「Lime & Lemon」、自身の『a-nation』 への出演は6年ぶりとなることにちなんで「 1stアルバムの中から懐かしい曲を」(ユンホ)と「Heart Mind and Soul」と、珠玉のバラードを、静かな、 けれど高い熱量で歌い上げた。「 どうして君を好きになってしまったんだろう?」 では花道の先で歌い上げる2人と、 赤と青が会場いっぱいに揺れる壮観な景色を描いた。「 もっともっとアゲアゲでいきたいと思います」と続けたのは「 Why? [Keep Your Head Down]」で、 東方神起の真骨頂とも思えるアグレッションを発揮。