「イベントレポ」4年ぶり開催の「a-nation 2024」、浜崎あゆみ、東方神起ほか総勢19アーティストの 競演と多彩なサプライズで5万人が熱狂、2024年の夏を豪華絢爛に締めくくる。

<オフィシャルライブレポート>
「a-nation 2024」
2024年9月1日(日)味の素スタジアム


【OPENING ACT】

■aRB SEED■
オープニングアクトの1番手を務めたのは、aRB SEED。厳しいオーディションを勝ち抜いた13歳から22歳の実力派ダンサー20名が「8bit」でキレよく身体を揺らして豪快なバク転を決めると、続くDa-iCEの花村颯太が作詞・作曲を手掛けた「Essential」を躍動的なフォーメーションダンスで魅せ、a-nationの幕開けを飾った。
■夏休みの自由研究をバズらせたい小中学生集団■
オープニングアクトの2番手は、TikTokのダンス動画で話題の仮面集団、夏休みの自由研究をバズらせたい小中学生集団がサプライズ登場。「Around the world」でなめらかなムーブを繰り出して濃密な空気感を醸し出す。「WA・BI・SA・BI」ではメンバー14人そろってお辞儀ダンス。愛らしいアクションとテクニカルなダンスのギャップで観客たちの目を奪った。
■SHOW-WA/MATSURI■
オープニングアクト最後は、秋元康がプロデュースを手掛け“昭和歌謡、昭和ポップスを現代に”をコンセプトに誕生したSHOW-WAとMATSURI。まずはMATSURIが「今さらカッコつけてらんねえ」を、次にSHOW-WAが新曲「君の王子様」を力強く歌唱。そしてラストはSHOW-WAとMATSURI の12人全員が登場しての「汚れちまった涙」で、ダイナミックなダンスを交えながらの熱いパフォーマンスでa-nationの開幕前を盛り上げた。
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■NCT WISH■
4年ぶり『a-nation』のトップに登場したのは、今年2月にデビューしたNCT WISH。プレデビューソング「Hands Up」をシンクロ率の高いダンスを見せ、続くはマリンスタイルの衣装にぴったりな「Sail Away (Japanese Ver.)」を爽やかに聴かせた。「みなさん盛り上がってますか?」「暑くないですか?」と観客たちに声をかけながら「We Go !」では涼やかなボーカルを聴かせ、デビュー曲「WISH (Japanese Ver.)」ではスピード感あるラップでNCT WISHの持つ多彩な表現力で観客たちを魅了。皆さんのおかげで最高の夏の思い出ができそうです!」と最後は最新曲「Songbird (Japanese Ver.) 」を披露し、フレッシュな魅力いっぱいに2024年『a-nation』の幕開けを飾った。
■MAZZEL■
『a-nation』 2番手に新世代ダンス&ボーカルグループのMAZZELが登場。レトロな音色も備えた1曲目「Parade」から、アクロバットも交えたキレのいいダンスと抑揚豊かに交錯するボーカルワークで、一筋縄ではいかない独自の世界観を全開にしていく。艶のあるHIP HOPチューン「Counterattack」ではNAOYAが自身の衣装をたくし上げて沸かせる場面も。観客たちと一緒にタオルを回す「CAME TO DANCE」では、「こんなもんじゃねぇよな!」と花道に飛び出して観客たちと一体感を作り出し、「K&K」でも「『a-nation』、声聞かせろ!」と重厚なラップで圧倒。最後はMAZZEL初の爽やかな夏ソング「Seaside Story」のキャッチーな振りと心地よいメロディで多幸感を味わわせた。
■SHOOTING ACT:@onefive■
シューティングアクトに“Japanese Classy Crush”をコンセプトに持つ気鋭のガールズグループ@onefiveが登場。「F.A.F.O」から約10年一緒に活動してきた4人ならではの息の合ったダンスパフォーマンスを繰り広げ、可愛らしさをフィーチャーしたかと思えば、続く新曲の「KAGUYA」ではクールな和テイストを効かせながらOZGi remixでのお辞儀の振りも注目を集め、会場をお祭りムードに染めた。
■NiziU■
今回『a-nation』初出演となるNiziUは4人編成の生バンドをバックに、1曲目「Make you happy」のなわとびダンスでa-nationにラブリーな風を吹き込むと、9人の絶妙なユニゾン&ハーモニーを聴かせる「HEARTRIS」、シンクロ率の高いダンスで魅せる「SWEET NONFICTION」とキュートな歌とダンスで観客たちのハートをわし掴み。続く新曲「RISE UP」では一転してシリアスな“クールでカッコいいNiziU”を披露。 そして「All right」「PRISM」へと続いていくメドレーで盛り上げ、「JUMP」ではニナのロングハイトーンで圧倒。途中「a-nation!乾杯!」「飲んで飲んで!」と観客たちと一緒に水分補給を呼び掛ける場面も。「Take a picture」ではステージの端から端まで手を振りながら駆け上がり、会場中をポップでカラフルに染め上げ、強固な一体感を作り上げた。
■SHOOTING ACT:僕が見たかった青空■
乃木坂46公式ライバルとして誕生した“僕が見たかった青空”がシューティングアクトとして登場。洗練されたブルーの制服で最新曲「スペアのない恋」を歌い踊ると、会場に爽やかな空気が広がる。「とっても緊張してるんですけど精一杯楽しんでいきたいと思います!」と届けたデビューシングル「青空について考える」でも、澄んだ歌声とダンスで思春期の惑いを表現したパフォーマンスとピュアな存在感で観客たちを魅了した。
■WEST.■
台風の影響で不安定な天候で晴れ間が見えた頃に「はじめまして『a-nation』!」「みんなのパワーで晴れてきたぞ!」と、今年10周年を迎えたWEST.が登場。重岡大毅の「行くぞ『a-nation』!」の掛け声から「証拠」を聴かせ、7人一体となった熱いロックボーカルを轟かせていく。夢に向かって戦っていく想いに溢れた「ハート」で観客たちのテンションをさらに引き上げ、「ホルモン~関西に伝わりしダイアモンド~」では、「フェスっていうのはみんなで楽しむもの!」とナインティナインをステージに呼び込むサプライズ! 大きなどよめきと熱狂を呼び、曲始まりのポーズを9人でキメてからの「ええじゃないか」は曲中で岡村隆史がブレイキンを披露するという豪華コラボレーションが実現した。後半は9月10日発売の新曲「まぁいっか!」を軽快に繰り出し、“エイエイオー!”のコールを「あなたに!」と届ける「超きっと大丈夫」ではクラップの波を起こして花道へとダッシュ! 「サビでジャンプしてみませんか?」と始めた「ムーンライト」では7人の熱く力強い歌声と共に観客たちと掛け合ったりと、圧倒的な吸引力のあるステージで見事な一体感を作り上げ、強烈な余韻を残していった。
■シークレットアーティスト:B.O.C■
TRFのSAMとDJ KOOによるJ-RAPユニット、B.O.Cがシークレットとして登場。小室哲哉が作曲し、DJ CHARIとRy-laxとリリックを作り、フィーチャリングに呂布カルマを迎えデジタルリリースしたばかりのデビュー曲「NARIYAMANIGHT」を『a-nation』でライブ初披露した。飛行機の機内で問われる「Beef or Chicken」を由来とするユニット名にちなみ、フライトアテンダント姿のダンサーをバックにタイトなビートでラップを刻んでDJ CHARIとRy-lax、さらに曲の後半には呂布カルマもステージに登場! 2人のハングリー精神にあふれた新たなチャレンジを見せた。
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2024.09.02