7月に除隊後初の日本ファンミーティングを開催したばかりのSE7ENが、8月28日(金)東京・中野サンプラザにて、馬プラセンタ化粧品で大ブレーク中の「LUNAS(ルーナス)」とコラボした限定プレミアム・パーティー「SE7EN×LUNAS Special Night」を開催した。
現在、初挑戦のミュージカル「エリザベート」で、神秘的でカリスマ性のあるトート(死)役を熱演し、好評を博しているSE7EN。前日、韓国で同作の公演を終え、この日朝に来日、そして翌日帰国というハードスケジュールの中、今回のイベントでは1部はトーク、ゲームコーナー、スペシャルミニライブ、2部ではプロカメラマンによる2ショット写真撮影会まで、スペシャルな企画でファンとの触れ合いを楽しんだ。
「7」を象ったペンライト「SE7EN棒」を持つファンが待つ中、サングラス姿で登場し、日本デビュー曲「光」でオープニングを飾ったSE7EN。曲の途中で、サングラスを外したとたん、客席から「キャー!」と一段と大きな黄色い歓声を浴び、うれしそうに満面の笑みを浮かべる姿に、ファンもまたキュンとさせられた。
「こんにちは。SE7ENです! お久しぶりですね。久しぶりですか? 久しぶりですね~」と客席とやりとりをしながらコミュニケーションを図り、「先月、ここ(中野サンプラザ)に来たんですけど、また来ることができてうれしいです」とあいさつ。そして、司会者の古家正亨を呼び込み、イベントがスタート。
立ったままのファンに「座りましょうか?」と優しい気遣いを見せたSE7ENは「こんに、こんに(=こんにちは)、SE7ENです」と改めてお馴染みのあいさつをすると、「もっと前に行きましょうか。久しぶりだからもっと(ファンの)近くで」と座っていた椅子の位置を前に移動させ、ファンを喜ばせた。
そして、「日本での本格的な活動を前にし、どんな気持ち?」と聞かれ、「こんな気持ち。分かりますよね? 分からないかぁ。きょう来たばかりなんで、まだ頭がクルクルしています(笑)」と早くもSE7ENワールド全開。「久しぶりに日本語を使えてうれしいです」と軽快なトークで、会場を笑いに包み、最初のコーナー「リアルタイムSE7EN Part1」へ。
「こだわり」「お悩み」「もし…」という3つのテーマで、事前に受け付けたファンからの質問にSE7ENが答えるというもの。最初の質問は「お風呂に入ってどこから洗う?」。SE7ENは「お風呂に入って洗います!? こんな感じじゃない?」と湯船につかっている姿を再現し、「洗わないです!(笑)」とキッパリ。改めて日本語力の高さに感心させられると同時に、SE7ENのユーモアセンスに会場は大爆笑となった。ちなみにシャワーをするときは、上からということで髪から洗うと明かした。
続いて「いつもお肌がピカピカですが、お手入れはどうしていますか?」という質問では、「僕はLUNAS。正直、この前もらって使ったんですけど、いいですね~。いいでしょ?」としっかりPRも忘れないSE7ENは「よく食べてよく寝ます。最近は寝られないけど、たくさん寝ます。あと、食事では嫌いなものがないので、何でも食べます」と美の秘訣を公開。
また、「主人が夜かまってくれないんですが、どうしたら良いでしょうか?」という悩みには、さすがのSE7ENも困り顔で「何で僕に!? どう答えればいい?」と苦笑いしたが、ガッツポーズをしながら「がんばってください!」とエールを送った。
そして、「もしタイムマシーンがあって7年後と7年前に行けるとしたら、どっちに行きますか?」という質問には、「7年後はこれから行くけど、7年前は行けないじゃない? 7年前は23歳かぁ。僕、若いじゃん~」とお茶目に笑い、「昔に戻ってもう1回やってみたいことはありますね。でも今、後悔はしていません。あのとき、こうしていたらどうなっていたかなと思うことはありますけど、今が幸せ。今の僕が好きです!」と清々しい表情で話し、会場からは大きな拍手が起きた。
最後に「もしある日、お母さんと体が入れ替わったら最初に何をしますか?」という奇抜な質問をされ、「難しい~」と困りながら、SE7ENが出した答えは「息子を殴る(笑)」。質問を変え、「誰と入れ替わりたい?」と聞かれると、「ん~、考えたことないな」としばらく考え、「お母さん! お母さんの気持ちを理解したいから」とキレイに締めくくった。
次はSE7ENの近況を映像と写真で見ていく「リアルタイムSE7EN Part2」。最初に「エリザベート」のワンシーンが流れた。客席にもソウルまで見に行った人が多数いることが分かり、「遠いソウルまでありがとうございます! 9月6日(の千秋楽)まで、あと4日出演しますので、時間があったら見に来てください」と伝えた後、「上演が始まって3カ月ぐらいですが、最初は難しいことがあったけれど、もうすぐ終わるのですごく寂しいです。もうちょっとやりたい」としみじみと振り返り、「今まで一人の活動でしたが、ミュージカルは30、40人ぐらいの俳優さんとチームでやっていることだから、いろいろと勉強になったし、いい経験でした。歌手活動のときは一人だから、僕がうまくやればいいけれど、ミュージカルはみんなが完璧にやらなきゃいけないから、チームワークが重要。みんなで作り上げていくというのが面白いです」と俳優の顔になったSE7EN。司会の古家から「今回のミュージカルで、男として一皮むけたというか、ますますカッコよくなりましたよね」と絶賛されると、「ありがとうございます。頑張ります!」と照れくさそうにし、またミュージカルに出演したいという意欲も見せた。
続いて、写真がスクリーンに映し出された。ひげをつけ、かつらをかぶったカット、2週間前に行ったというゴルフ場でのカットを紹介した後、2日前のインスタグラムでは、首から下しか写されていなかった写真を、「きょう初めて見せたかったんです」と顔も含めて紹介。「この写真は、日本のファンクラブサイト用に撮った写真です」と9月7日にオフィシャルファンクラブサイト「LUCKY SE7EN -JAPAN-」がオープンすることを発表。さらに、「SE7EN日本公式ツイッターが今夜からスタートします! フォローしてください」とうれしいお知らせが続き、ファンから大歓声が上がった。
会場がざわつく中、始まったのはゲームコーナー「SE7EN7と一心同体?」。全員参加で、SE7ENが出すキーワードに当てはまる人が残っていき、最後まで残った人には「LUNAS」のスペシャルセットをプレゼント。どんどん人数を減らさなくてはいけないのに、SE7ENが出すキーワードは「髪の色が黒の人」「SE7ENの歌が歌える人」とほとんど減らない(笑)。すると、SE7ENが「(歌に)自信がある人?」と客席に問いかけ、一人がワンフレーズを歌うと、その勇気に感動したSE7ENはスタッフにプレゼント数を確認し、「じゃあ」と歌ったファンに早くもルール無視でプレゼント(笑)。そして、「これからが本当にゲームです!」と自由にコーナーを進めながら、「今SE7EN棒を持っている人」「服のトップスが白の人」「服のボトムスが黒の人」「靴が黒の人」「靴下が黒の人」「時計をしている人」とSE7ENとペアルックのような格好のキーワードを出し、最終的に6人にプレゼントが渡った。
イベントの最後は、R&B界の貴公子SE7ENの本領発揮。ライブパフォーマンスが楽しめるミニライブだ。「もう終わりですか?」というSE7ENだが、実はこの段階で予定時間をかなりオーバー。名残惜しそうなSE7ENは「久しぶりに皆さんと会うことができてうれしいし、楽しかった。幸せでした。『エリザベート』が終わってから、近いうちにまた日本に来ます。それは9月7日にオープンするファンサイトで告知しますから期待してください!」と伝え、着替えのため一旦ステージからはけた。
1曲目と2曲目は客席からの写真撮影がOKということで、ファンはカメラを準備して待機。全身黒の衣装に着替えてSE7ENが登場すると、ファンは撮影したり、応援したりと大忙し。SE7ENは韓国デビュー曲「来てくれ(와줘)」に続き、J.Y.Park(パク・チニョン)が手掛け、G-DRAGONがMVにカメオ出演したことでも話題となったバラード曲「僕の歌が下手でも(내가노래를못해도)」を熱唱し、深みのある魅力的な歌声でファンを魅了した。
歌い終えたSE7ENは、「皆さん本当にありがとうございます。また、もうすぐ来るから待っていてください。残りの1曲となりましたが、最後まで一緒に楽しんでください!」とファンをあおった後、エレクトロ・ヒップホップチューン「デジタルバウンス(디지털바운스)」でキレキレのダンスを披露。会場のボルテージを一気に上げ、最高の盛り上がりを演出して1部が終了。充実した表情を浮かべるSE7ENは、指ハートを作ってファンに愛情を示し、ステージを後にした。
その後、2部は「初めてだから表情が出ないかもしれない」「最後のほうは(顔の筋肉が)動かないかも。許して。でも頑張ります!」と茶目っ気たっぷりにファンに理解を求めて、2ショットプレミア撮影会に臨んだSE7EN。今回の来日は強行スケジュールながら、疲れた様子を見せるどころか、「エリザベート」でますます自信がついたからか、一段と磨きがかかった男らしい姿を見せつつ、いつもの正直で飾らない姿やキュートな笑顔で、ファン一人一人と交流を図り、ステキな夏の思い出を作ってくれた。
いよいよ9月7日、オフィシャルファンクラブサイトがオープンし、本格的に日本での活動を始動するSE7ENにこれからも目が離せない。
取材:Korepo(KOREAREPORT INC)