「イベントレポ」PURPLE K!SS(パープルキス) 全米ファンも魅了したワールドツアー日本公演 「PURPLE K!SS 2024 BXX TOUR in JAPAN」ライブレポートが到着!

(オフィシャルレポート)
6月からアメリカを皮切りにワールドツアーを展開し、7月17日には待望のJapan 2nd Mini Album「ON THE VIOLET」をリリース、独創的な音楽とパフォーマンスが魅力のK-POPガールズグループ・PURPLE K!SSが、7月17日(水)に大阪で21日(日)には神奈川で「PURPLE K!SS 2024 TBXX TOUR in JAPAN」を開催。

韓国の6人組ガールズグループPURPLE K!SS(パープル・キス)が、7月20日、神奈川・SUPERNOVA KAWASAKIで『PURPLE K!SS 2024 BXX TOUR in JAPAN』(昼・夜公演)を開催した。これは6月2日からアメリカ7都市、カナダ9都市を回ったワールドツアーの一環で、17日の大阪を経て、20日の神奈川でワールドツアー日本公演を完走した。本稿では、20日昼公演の模様をレポートする。

PURPLE K!SSは、ナ・ゴウン、ドシ、イレ、ユキ、チェイン、スアンで構成されたグループ。韓国で2021年3月にデビューし、2023年3月に日本デビューを果たした。今回の『BXX TOUR』は、3月に韓国でリリースされた6thミニアルバム『BXX』を携えたツアーながら、これまでのタイトル曲をほぼ網羅したベスト盤的な構成となっている。日本での公演は、今年1月の東京公演以来、約半年ぶり。7月17日には、1年4ヶ月ぶりとなるJapan 2nd Mini Album『ON THE VIOLET』をリリースしたばかり。日本人メンバーのユキが日本語詞を手掛けたこのアルバムの「BBB」、「Pretty Psycho」、「7HEAVEN」、「So Far So Good」、収録全曲が日本語バージョンで披露された。

「Intro : Crown」からPURPLE K!SSのテーマ曲ともいえるデビュー曲「Ponzona -Japanese ver.-」で幕を開けると、「Sweet Juice -Japanese ver.-」まで幻想的でセクシーなパフォーマンスでファンを魅了。タイトル曲では会場から大きなファンコール(掛け声)が上がったが、ドシが「掛け声が楽しいですね。1月に日本で「memeM」を歌った時の掛け声がとても可愛かったです」というと、会場からすかさず「memeM」のコールが上がりメンバーたちを喜ばせた。

「Toy Boy」はナ・ゴウンが作詞・作曲を手掛けた『BXX』収録曲。公式YouTubeでDance Practice動画が公開されていたが、ステージでのパフォーマンスはこのワールドツアーが初となり、ファンも歓喜。トークを挟み、クールな「Nerdy -Japanese ver.-」と、日本語バージョンになった「Pretty Psycho -Japanese ver.-」を続けた。

中盤では、2人ずつのユニットステージを披露。ゴウンとドシはVIVIZの「Untie」、チェインとスアンはSam Smithの「Unholy」、イレとユキはHYUNA & DAWNの「PING PONG」というなかなかマニアックな選曲を自分流に再解釈して、そのパフォーマンス力を発揮した。

トークコーナーでは、ファンからの質問に答えたが、「ツアー中に楽しかったことは?」ときかれて、ユキが「チェインが金縛りにあいました!」と回答。ドシもルームメイトだったスアンが金縛りにあっているところを目撃したという。「日本のコンビニで買ったものは?」という質問には、イレが「塩おにぎりです」と答え、「私、シブイでーす」と言って笑いを誘った。

トークの後は、J-POPのカバー曲を聴かせた。昼公演ではTuki.の「晩餐歌」を横1列に並び、ひとりずつボーカルを執るスタイルで披露すると、6人の歌唱力を印象付けた。日本人メンバーのユキのおススメだったそうだが、「最近の流行がわからなけれど、めっちゃ悩んで選びました」という。夜公演ではDAOKO×米津玄師の「打上花火」を歌ったが、チェインは「この曲以外にもたくさん提案してくれたので、機会があればユキのおススメをもっと歌ってみたいです。ありがとう、ユキ!」と感謝を伝えた。

夏にぴったりな軽快な「7HEAVEN -Japanese ver.-」を歌い終わると、この曲も収録されているJapan 2nd Mini Album『ON THE VIOLET』の話に。ユキが「今回、私が『ON THE VIOLET』の歌詞の日本語訳を全曲やりました」というと、メンバーと会場のファンから絶賛の拍手が上がる。「何の曲が好きですか?」と問いかけるユキに、あちこちから様々なタイトル名が上がった。「日本語だけの響きを大事にしながら作りました。皆が気に入ってくれたようで、ホッとしました」というユキに、メンバーたちが口々に好きなパートを披露して収拾のつかない状態に。フリートークではパフォーマンスのカッコよさと真逆のわちゃわちゃ感で和ませる。そんなギャップも彼女たちの魅力だ。

ユキが作詞したアコースティックなトラックが美しいミディアムバラード「So Far So Good -Japanese ver.-」でムードを変えると、各人が「日本でまた公演ができてとても幸せです。本当に会いたかったです。ライブを終えたら韓国に戻りますが、日本で本当に素晴らしいエネルギーをもらえました。ありがとうございました。また会いましょう!」(スアン)、「今日、楽しんでもらえましたか? 楽しんでもらえて、私も嬉しい気持ちでいっぱいです。久しぶりに母国で皆さんに私たちのステージをお見せできて、嬉しかったです。皆さんの大切な時間を私たちに使ってくれて、ありがとうございました」(ユキ)、「本当に会いたかったです 。久しぶりに日本で舞台をするので、嬉しくて楽しい時間でした。一つ一つ心を込めてステージをしたので、PLORY(PURPLE K!SSファンの総称)とのこの幸せな思い出をずっと大切にします! 愛しています」(チェイン)、「幸せな笑顔で私たちを見てくださって、歓迎してくださったPLORYの皆さん、本当にありがとうございます。日本に来るといつも嬉しいし、気持ちが楽になるし、それはPLORYのおかげだと思います。これからもよろしくお願いします。PURPLE K!SSを愛してくださって本当にありがとうございます。また会いましょう」(ゴウン)、「今日は私たちを待ってくれた日本のPLORYたちに素敵な舞台をお見せできて、とても幸せな一日でした。皆さんのために録音をして、練習して、きれいな姿で舞台に立った時、私たちを見る幸せそうなPLORYの顔を見るのが一番嬉しかったです。そして、みなさんをもっと幸せにしたいと思っています。だからこれからも私たちはいつまでも一緒にいましょう。愛してます」(ドシ)、「皆さん、今日は楽しかったですか? 私もとても楽しかったので、時間があっという間に過ぎたように感じます。皆さんのおかげで幸せな思い出をまた一つ作って韓国に戻ることができて嬉しいです。いつも一緒にいてくださる日本のPLORYたち、本当にありがとうございます。これからもたくさんの思い出を作りましょう。愛してます!」(イレ)と感謝の言葉を伝え、「Let’s go!」と勢いをつけてラストパートに突入。

(2ページに続く)

関連記事

2024.07.22