「EXO-CBX」傾いた世論どうする…冷たい大衆そしてSMは契約履行訴訟提起

SMエンターテインメントが「EXO-CBX」を相手に訴訟した。「EXO-CBX」側が傾いた世論の中で打開策を見出すことができるだろうか。

 

13日、SMエンターテインメント(以下SM)が男性グループ「EXO-CBX」のチェン、ベクヒョン、シウミンを相手に契約履行訴訟を起こしたことが分かった。訴状にはこれ以上CBX側の非常識な行動を許すことができず、新規法人INB100を設立して作成した合意書の履行を請求する内容が含まれている。これに対しSM側は「法と原則に従って対応する」という立場を明らかにした。

チェン、ベクヒョン、シウミンは2022年12月、SMと再契約を締結した。しかし、昨年6月に専属契約の解約を通知し、これにSMは外部勢力が加担した不法行為だとし、歌手MCモンをその背後に名指しした。

テンパリング(契約期間が満了する前に他の事務所と事前に接触する行為)疑惑を巡り両側対立が持続した中で、「EXO」の完全体活動はSMで、個人活動は「CBX」の新規法人で活動することで合意し対立が一段落するようだった。しかし先月、「CBX」の新規法人INB100が先立って、テンパリングの背後として名指しされたMCモンとチャ・ガウォン会長が共同投資したワンハンドレッドの子会社に合流し、注目を集めた。

10日には、「CBX」側が緊急記者会見を開き、SMの不当な処置を主張したりもした。彼らによると、SMは従来の交渉条件だった音源流通手数料5.5%は不履行し、個人売上の10%を要求するということだった。これに対し、CBX側は、「昨年作成した合意書はこれ以上意味がないため、締結過程に対する刑事告訴と公取委提訴を検討する」と明らかにした。


しかし、「CBX」側の記者会見は世論を説得させることができなかった。SMが追加で明らかにした立場によると、「CBX」側は大型ローファームと共に作成した再契約であるにもかかわらず、これを無効化するためにさまざまな言いがかりをつけ、その後、個人活動を独自に進めたいという要請を受け入れると、「CBX」自らが合意書に捺印したと伝えた。 また、「EXO」を守ろうと昨年のテンパリング疑惑はそのまま乗り越えたが、記者会見を通じて明らかになったテンパリング情況に惨憺たる心境を禁じえなかったと付け加えた。「CBX」側が問題視した流通手数料率も調整が難しくなると、ベクヒョンが一方的にキャンセルした日本公演の違約金を支払うなど、他のやり方の配慮をしたと明らかにした。

このような葛藤で「EXO」の完全体活動が難しくなったという展望が出てきた。これに対し「CBX」側は、「『EXO』の完全体活動は誠実にすることをもう一度ファンの方々に約束する」と明らかにしたが、昨年に続きことしも団体活動を担当するSMに刀を向けただけにファンの反応も良くなかった。

現在、同じメンバーのD.Oがソロファンコンサートツアー中であり、スホもMBNドラマ「世子が消えた」とソロアルバム活動を同時に消化中だ。この時点で、もう一度SMとの契約を問題視し、全面戦を宣言した理由が分からないという立場である。

「CBX」側は差別的な流通手数料がアーティストたちの再契約ツールとして使おうとする理由だという立場であり、SMは「CBX」が権利だけを享受し、約束と義務は投げ捨てたという立場だ。この中でSMが「CBX」を相手に契約を履行せよという訴訟を起こした。もし「CBX」がこのまま契約を履行しなければSMが契約不履行にともなう損害賠償責任も問うことができるという推測も出てきただけに、「CBX」が傾いた世論を回すことができるか注目が集まる。

WOW!Korea提供

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2024.06.13