歌手兼俳優イ・スンギが法廷に立って直接嘆願書を朗読した。
24日午前、ソウル中央地方裁判所で債務不在再確認訴訟の2次公判が開かれた中、イ・スンギが被告の資格で出席した。債務不存在再確認訴訟は、債務者が原告となり、債権者を相手にこれ以上債務がないという事実を確認される訴訟だ。HOOKエンターテインメントはイ・スンギにこれ以上支給するお金が残っていないという趣旨で訴訟を提起したが、その後イ・スンギに広告手数料精算金約9億ウォン(約10億円)を返還しなければならないという内容に請求の趣旨を変えた。
この日イ・スンギは「10代から30代まで(HOOKエンターテインメント)共にした。正直に音源料に関する存在や精算をきちんとしてくれていたらこんなことにはならなかったと思う」として「この程度世間に名前を知らせた芸能人がどうして20年間もこのような当然の権利を知らずに過ごしたかを話したかった。後輩の歌手たちが不合理な目に遭わなければいいという思いで勇気を出した」と明らかにした。
イ・スンギはクォン・ジニョン代表に練習生時代から暴言と暴行を受けたと主張し、お金の話には不快そうにしたと話した。続いて「まるで私がお金のために和解金を要求する人に見られることを望み、マスコミを通じて話した内容を見て、訴訟金額を除いて全て寄付した」と付け加えた。
イ・スンギは昨年11月に所属事務所HOOKエンターテイメントから音源収益金精算を受けていないとし、未精算収益金の精算などを要求する内容証明を送った。HOOKエンターテインメントは合計54億ウォン(約6億1000万円)を支給した後、債務不存在確認訴訟を提起した。