そんな中、サプライズで原作者・むつき潤氏からの手紙が読み上げられた。「映像化企画自体は連載当時からありましたが、完結後の今ここになったのは、川西拓実さんを見つけるための時間だったのだと、映画の中で音楽を鳴らす清澄を観た今となってはそう思います」と評された川西は「清澄と川西拓実は重なるものがあって、本当に僕の中で大切な存在になりました。これから活動する上でも心の中で生き続けると思います」とグッと来た様子。一方、桜田は「マンガの潮が持つ魅力や担う役割はそのままに、映画『バジーノイズ』ならではの潮がそこにはいました。作者である僕自身、僕の知らなかった潮を知り、もっと潮が好きになれました」との言葉に号泣して「心に響きました。潮ちゃんを演じていて自分自身成長できるところ、気づかされることが沢山ありました。私の人生でとても大切な財産です」と涙を流しながら感謝していた。
風間監督には「風間監督をはじめ皆さんが、僕がひとりの身軽さと簡潔さをもって描き切ったものだけでは届かないところにも『バジーノイズ』という物語を響かせてくれるのだと感じています。素晴らしい映像化をありがとうございます」との言葉が送られ、井之脇にも「物語に、お洒落だけでは済まない体温と泥臭さをもたらすその右往左往は、井之脇さん以外考えられないくらいハマっていました」、栁にも「陸としてどう映るかを考えながら、体の一部のように楽器を扱うのは本当に大変だったと思います。音楽の中でベースという音が担う役割と同じく、音楽映画としての説得力を円井さんとおふたりで見事に体現されていました」との言葉が贈られた。
感動に包まれる中、主演の川西は「この映画には僕含め、キャスト、スタッフ、むつき先生の思いがこもっています。劇場で何回でも観てほしいです」とアピール。同じく桜田も「色々な方々の思いと力が詰まった大切な作品です。何度も劇場に足を運んで頂き、素敵な空気感を味わっていただきたいです」と呼び掛けていた。
<映画『バジーノイズ』特別前夜祭 概要>
◼︎ 日 時:5月2日(木) 18:00~18:35 ※上映後
◼︎ 場 所:TOHOシネマズ 日比谷 スクリーン12(東京都千代田区有楽町1-1-3 東京宝塚ビル地下)
◼︎ 登壇者(敬称略):川西拓実(JO1)、桜田ひより、井之脇海、栁俊太郎、風間太樹監督
ストーリー
頭の中に流れる音を形に出来れば、他に何も要らない——
マンションの住み込み管理人をしながら、「音楽を奏でること」だけを生きがいにしている清澄。
人と関わることを必要とせずシンプルな生活を送っていた彼に、上の部屋に住む女性・潮が挨拶を交わしてきた。その日失恋をしたと言う彼女は、毎日音漏れしていた清澄の音楽を楽しみに聞いていたと打ち明ける。
やがて潮が投稿した何気ない演奏動画によって、自分の音楽を誰かに聴かせようなどと思ってもいなかった清澄の世界が大きく変わっていく——
作品概要
◎タイトル: バジーノイズ
◎原作: むつき潤「バジーノイズ」(小学館「ビッグスピリッツコミックス」刊)
◎監督: 風間太樹「silent」「チェリまほ」
◎music concept design: Yaffle
◎主題歌:「surge」 清澄 by Takumi Kawanishi(JO1) ©︎LAPONE Entertainment
◎出演: 川西拓実(JO1)、桜田ひより、井之脇海、栁俊太郎
円井わん 奥野瑛太 天野はな 駒井 蓮 櫻井海音 馬場園梓 / 佐津川愛美 テイ龍進
◎製作: 映画『バジーノイズ』製作委員会
◎制作プロダクション:AOI Pro.
◎製作幹事・配給:ギャガ
■コピーライト:©むつき潤・小学館/「バジーノイズ」製作委員会
公式HP:https://gaga.ne.jp/buzzynoise_movie/
X:@BuzzynoiseMovie Instagram:@buzzynoisemovie TikTok:buzzynoisemovie
5月3日(金・祝)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー