「涙の女王」キム・ジウォン、ロコクイーンの存在感…繊細な感情演技に“視線集中”

※あらすじ・ネタバレになる内容が含まれています。

「涙の女王」キム・ジウォンが繊細な感情演技で劇の没入度を引き上げている。

TvN土日ドラマ「涙の女王」の中のクイーンズグループ財閥3世のホン・ヘイン役で熱演中のキム・ジウォンが卓越したキャラクター消化力を誇っている。彼女はキャラクター表現のためスタイリングにも気を使うなど「ディテールの女王」らしい姿で注目を集めている。

愛する男性との結婚やデパートの成長など、花道だけを歩いていると思われたが、そんなヘイン(キム・ジウォン)にも危機は訪れた。夫との仲は気まずくなって久しい上、希少疾患にまでかかり、人生に暗雲が立ち込めた。淡々としたふりをしてみるが、彼女の心の片隅には死への恐怖が徐々に広がっていた。

心の距離が遠くなった夫のベク・ヒョヌ(キム・スヒョン)に突然再び心臓がドキドキと反応し、ヘインは自らを急き立てるに至った。このようなヘインの心境変化は、キム・ジウォンの繊細なまなざしの演技と相まって、劇にさらに夢中にさせた。

ヘインは夫の日常的な行動にセクシーさや母性本能という両面的な感情を抱き「具合でも悪いんですか」という秘書の言葉に「やるわね」と感嘆するなどヘインの変化した様子がときめきを誘発した。

キム・ジウォンの繊細な感情演技が没入感を高めている。いつも堂々とした態度をつらぬいていたホン・ヘインが病魔の前にひざまずく悲しみの瞬間、感情の落差を見せて悲劇性を極大化した。目の前に広がる幻影を見て、次第に荒くなる呼吸と揺れる瞳は、ヘインが体験している混乱と絶望を体感させた。

このようにキム・ジウォンは想定外の危機を迎えたヘインキャラクターの揺れ動く感情を繊細に読み取り、劇の没入感を高めている。何よりもヘインが越えなければならない山がまだ多く残っているだけに、これをどのように乗り越えるのか気になるところだ。

ドラマ「涙の女王」は23日午後9時20分に放送される。

WOW!Korea提供

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2024.03.21