さらに併せて公開された特別映像は、キム・ダミ、チョン・ソニ、ピョン・ウソクらキャスト陣がお気に入りのシーンを語る様子を収めたもの。まずダミが挙げたのは、済州島から離れソウルで暮らしていたミソが再び故郷に戻り、ハウンと数年ぶりの再会を果たすシーン。言葉も交わさずにただお互いを見つめ合いゆっくりと抱き合う二人の姿が描かれる場面だ。このシーンについてダミは「どんな姿を見せればいいのかとても悩んだ」というが、「どんなに長い間離れていたとしても、見つめ合い抱き合うだけで多くを語っている場面だと思いました」と自身の解釈を明かしている。一方、チョン・ソニが挙げたのは、ミソの後ろ姿を切なそうに見つめるハウンの表情が映し出されたシーン。映像では“遠ざかる後ろ姿は見慣れない感じがした。考えてみたら見たことがなかった。あんたはいつも隣にいたから”というハウンの心の声も収められているが、その見慣れない二人の距離や表情から、どことなく寂しさやすれ違いを感じさせる場面だ。このシーンについてソニは「後ろ姿を見たことがないなんて、慈悲深いですよね。寂しさを感じて初めて気づくんです」とハウンの心情について触れながら、「後ろ姿を見た時のハウンの感情が、私の中にも一番強く残っています」と回顧している。
そしてピョン・ウソクが挙げたのは、ミソとハウン、ジヌの3人が海で思いきり遊ぶ様子を捉えたシーン。まぶしい太陽に照らされながらエメラルド色に輝く海を泳ぎはしゃぐ姿が印象的な場面だが、このシーンを選んだ理由についてウソクは次のように理由を明かす。「3人が過ごした中で一番楽しかった時間だと思うんです。3人で海に浮かんでいる場面では、聞こえる波や風の音、見上げた空の青さ、全てがキレイだったんです」彼女たちの“かけがえのない瞬間”を切り取ったこの場面が、ミソとハウンが想いあいながらもすれ違う16年に渡る友情の物語を、より一層切ないものにさせているようだ。
2月23日(金・祝)公開 『ソウルメイト』|キャストが語るお気に入りシーン
『ソウルメイト』
監督:ミン・ヨングン
出演:キム・ダミ、チョン・ソニ、ピョン・ウソク
2023|韓国|124分|ビスタ|5.1ch|原題:소울메이트|英題:SOULMATE|字幕翻訳:本田恵子|配給:クロックワークス|映倫:PG12
© 2023 CLIMAX STUDIO, INC & STUDIO&NEW. ALL RIGHTS RESERVED.
公式サイト:https://klockworx-asia.com/soulmatejp/
公式X:@soulmatejp
映画『ソウルメイト』は、2月23日(金・祝)より全国ロードショー。