tvN人気シリーズ「テントの外はヨーロッパ」の4作目となる「テントの外はヨーロッパ 南フランス編」が2月18日(日)にスタートした。出演者は女優のラ・ミラン、ハン・ガイン、チョ・ボア、リュ・ヘヨンというシリーズ初の全員女性。
演出もこれまでのカン・グンPDから女性のホン・ジンジュPDに交代。ホン・ジンジュPDはシーズン2のスペイン編に携わっていたが、このたびメインPDとなり、シーズン4はキャスト・演出スタッフ含め、女性が作り上げるシーズンとなった。
そんな目新しさもあってか、初回放送の視聴率はなんと5.9%(ニールセンコリア調べ、全国基準)。初回視聴率だけでみると、シーズン1は3.6%、シーズン2は5.1%、シーズン3は5.4%だったので、全シーズンを通して、歴代1位の記録となる。放送曜日がこれまでは平日(シーズン1は水曜、シーズン2と3は木曜)だったのが、今シーズンから週末の日曜になったという違いはあるが、同時間帯(ケーブルと総合編成)の1位も獲得し、好スタートと言えるだろう。
その要因となっているのが、メンバーたちの“ケミ(相性)”。初回放送でも明かされたが、メンバー構成は“キャンプの達人”として知られるラ・ミランを軸に集められた。キャンプ経験はないものの、以前「ジャングルの法則」(SBS)でゲテモノを食べたり、滝つぼにダイブしたりとチャレンジ精神旺盛で、体を張ることもいとわないチョ・ボア。同じくキャンプ経験がないどころか、なぜキャンプをするのか理解できないので、そんな自分でもキャンプの魅力を感じられるのか興味があり、何よりも家族同伴ではない初めての旅行にウキウキするハン・ガイン。ドラマ「恋のスケッチ〜応答せよ1988〜」で共演したラ・ミランの影響でキャンプにハマり、キャンプ歴は3年というリュ・ヘヨン。
意外にも、ラ・ミランとハン・ガインが初対面だったということにも驚いたが、チョ・ボアとリュ・ヘヨンも1991年生まれの同じ年であり、初顔合わせこそ、若干のよそよそしさはあったが、ラ・ミランの人柄もあってなのか、キャンプへ出発する頃にはもうすでに距離感が詰められ、いい感じのチームワークが出来上がっていた。
制作側は、「この人たちが集まったらどうなるだろう?」という興味や好奇心がかきたてられるメンバーたちをキャスティングしたそうだが、それが見事にハマり、4人のバランスの良さが絶妙。料理担当のラ・ミラン、経理・英語担当のハン・ガイン、予約担当のチョ・ボア、写真撮影担当のリュ・ヘヨンといったなんとなくの役割分担も見えてきたが、基本的には4人とも明るくざっくばらんで豪快なのが見ていて気持ちいい。それに全員15キロものリュックをひょいと背負い、力強く突き進んでいく姿もカッコいい。
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