チ・チャンウク主演「サムダルリへようこそ」、視聴者が“清浄かつ無害”ドラマに熱狂する理由



「サムダルリへようこそ」が、サムダリの人々の話を温かく愉快に繰り広げている。
最終話まで2話だけを残しているJTBC土日ドラマ「サムダルリへようこそ」の14話の視聴率は平均10.8%、最高13.1%まで上昇し、週末ミニシリーズ1位の座を守った。(ニールセンコリア提供、首都圏有料世帯基準)このように熱い反応を呼び起こし多くの視聴者の間で”人生ドラマ”として話題となっている理由は何だろうか。

「サムダルリへようこそ」は、ヨンピル(チ・チャンウク)とサムダル(シン・ヘソン)の故郷である済州島のサムダルリに背景を置き、情深い人たちが仲良く暮らしている。また、ソウルで成功した写真作家チョ・ウネとして活躍していたサムダリが、信じていた人たちの裏切りにより傷つき戻ってきた場所でもある。熾烈なソウルと違ってゆっくりと流れるサムダルリは、ちょっとした騒動劇で騒々しくなったとしても心を平静にしてくれた。サムダルは青い海と山が広がる済州島の景色を見て、「今日一日も欲を出さないで、自分の呼吸の分だけ潜れ。そして、これ以上無理だと思った時に水の上に上がってきて呼吸をしろ」という海女たちの知恵通り、自分が生まれ育った場所でゆっくりと息をついた。

(2ページに続く)

関連記事

2024.01.18