本格的な台本リーディングに入ると、俳優たちは強烈なストーリーを導くエネルギーあるセリフに完璧に没入する一方、それぞれ異なる痛みを持った人々が出会い作り出す感情を繊細な演技で満たした。
さらに、俳優たちは初の演技呼吸であるにもかかわらず実際のドラマを見ているような緊張感をかもし出した。
このうちキム・ナムジュは心理学科教授であり作家としても成功したウン・スヒョン役を演じる。完璧な家庭で幸せな日々を過ごしていたがある日幼い息子を失うことになる。特に夫カン・スホと息子カン・ゴヌの前では優しさあふれる面貌を見せ、息子を失った後には悲しみと切ない母性愛を爆発的な演技力で表現し、6年ぶりにカムバックした“興行クイーン”の存在感を遺憾なく発散したということだ。
これと共に、チャウヌは裕福な家庭で育ったが自ら粗雑な人生を選んだ謎の青年クォン・ソンユル役で破格的な演技変身を披露し、注目を集めた。チャウヌは外見は冷たく見えるが温かい心を持ったクォン・ソンユルの立体的なキャラクターを繊細な眼差しとセリフに盛り込み、今まで見せたことのない自由奔放な魅力も披露し目を引いた。
キム・ガンウは元記者出身の現職アナウンサーで、ウン・スヒョンの夫カン・スホ役で高い演技力を披露した。キム・ガンウは正義感あふれる記者の情熱と、思いがけない事件により家庭が破綻した後の変化した感情を上手く消化し感嘆を誘った。反面、イム・セミは劇中、ウン・スヒョンと本当の姉妹のような親しい間柄であり、清潭(チョンダム)ショップの代表ハン・ユリ役を演じる。
一方、MBCの新金土ドラマ「ワンダフル・ワールド」は3月1日から放送がスタートする予定だ。
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