ENHYPEN「Criminal Love」
韓国ボーイズグループ「ENHYPEN」が2023年にリリースした、シングル曲。LINE漫画で掲載されている「ENHYPEN」のオリジナルストーリー『黒の月:月の祭壇』のオリジナルサウンドトラック(OST)として制作された。繰り返される残酷な運命のなかでも、血を飲んでしまいたくなるようなヴァンパイアと人間の危ない愛が歌詞で表現されている。オーケストラが奏でるピチカートと厳かなティンパニサウンドが加わることで、さらにファンタジーの世界へと没入度を高める雰囲気が演出されている。サビ途中の銃を撃つような振り付けが特に人気で、ファンからも絶大な支持を得ている色気とダークさが共存している名曲。
NCT 127「Favorite (Vampire)」
韓国ボーイズグループ「NCT 127」が2021年にリリースした、アルバム『Favorite』のタイトル曲。中毒性がある口笛サウンドと折り重なったボーカルが印象的なR&Bのポップダンス曲で、「別れてしまうことがわかっていても、自分にとっては君が全てで喜びだ」というメッセージが込められたドラマチックな歌詞が魅力的。個人的には「NCT 127」の曲のなかでもトップに入るくらい、ダークさとロマンチックさが上手く混在した妖艶な曲のように感じる。
ONF「The We Must Love」
韓国ボーイズグループ「ONF」が2019年にリリースした、EPアルバム『WE MUST LOVE』のタイトル曲「We Must Love」のセルフリメイク曲。2020年に韓国で放送された、カムバックサバイバル番組『Road to Kingdom』で披露された。メロディーは変えていないのにアコーディオンやオーケストラなどの楽曲を上手く使い、オリジナルよりも世界観が洗練されている。「君は僕を愛するようになる」という歌詞は、この曲で何度もリピートされるので、耳に残る人も多いかも。
テミン「Guilty」
韓国ボーイズグループ「SHINee」のメンバー「テミン」が2023年にリリースした、ソロアルバム『Guilty』のタイトル曲。ダイナミックなシンスサウンドとストリングス、そして重たいながらも余裕を感じるビートは厳格な孤城のなか、悪に染まった王子を彷彿とさせる。「自分勝手な愛で相手を傷つけながらも、それが自分の愛の表現方法だ」というストレートな歌詞は、聞いてるだけで胸がギュッと苦しくなる。
THE BOYZ「Reveal (Catching Fire)」
韓国ボーイズグループ「THE BOYZ」が2020年にリリースした、アルバム『REVEAL』のタイトル曲のセルフリメイク版。2020年に韓国で放送された、番組『Road to Kingdom』内で披露された楽曲。オリジナル版もダークっぽさはあったが、トラップビートやフューチャーベースが基盤のダンス曲というイメージが強かった。新たに編曲されたこの曲はピチカートやピアノを巧みに使い、どちらかというと「ミュージカル」っぽい仕上がりとなっていて、「夜になると本来の姿を見せ、昼に隠していた愛に気づいてくれと告白する狼」という曲のテーマにも沿っている気がする。
WOW!Korea提供