今回到着した本編映像は、宝くじを運良く拾得した韓国の兵士・チョヌ(コ・ギョンピョ)が、テレビを通じて6億円当選を知った瞬間を収めたシーンとなります。
ソウルの居酒屋で捨てられた一枚の宝くじが、朝鮮半島の軍事境界線付近にある韓国軍監視所に流れ着き、最初の拾い主となるチョヌの手元に運ばれました。“当たるはずもない”と思いつつも、テレビをつけて抽選されている様子を眺めていると、「最初のラッキーナンバーは・・・39」と発表されます。
おもむろに宝くじを確認すると番号を発見! 引き続きテレビ画面を観ていると“36・3・30”と伝えられ、宝くじには全ての番号が記載されていました。気が気でない表情に変わっていくチョヌは、テレビに釘付けとなり、最後の抽選番号を確認しようとします。「さぁ、最後のラッキーナンバーは・・・」という大事な場面で、なんと上官がテレビを消してしまいました。気が動転しているチョヌは、上官を張り飛ばしてテレビの電源をつけます。画面上ではすぐ「33でした!」と発表されており、チョヌはその場でバッタンキュ―! 100円の宝くじ(拾ったので実質タダ)が、何と6億円の宝物に変わってしまったのです!! 突然倒れたチュヌに対して、同僚兵士は当選したことに全く気が付かず「さっきの牛乳が腐っていたのかも」と、倒れた憶測を語るのでした…。
6億円という途方もない賞金を当選させた超絶ラッキーなチョヌでしたが、この後当たりくじが風に飛ばされてしまい、軍事境界線を越えた“宝くじの不時着”というトラブルが発生します。運が良いのか悪いのか、コミカルすぎる主人公・チョヌが、宝くじを回収する為に北朝鮮に赴き、さらなる大波乱を巻き起こしていくのです!
お笑い芸人・かが屋の加賀翔氏、賀屋壮也氏が本作を寸評してくれました。
この映画を観るまで、『不時着』と聞けば『愛の不時着』を思い浮かべていたけど、観終わった後は「こっち先に観て」と言えるほど笑える映画だった。こんなにコミカルに描ける問題ではないのだけど、演技に笑ってしまう心地よさが続くためずっと希望に満ちている。表情や言い方などが悔しいくらいおもしろく、革靴を磨くシーンや銃を組み立てるシーンは観ていて本当に気持ちがいい。何も考えずに入ってぜひ観てほしい映画です。
加賀翔(お笑い芸人 かが屋)
タイトルで侮ることなかれ。正直観させていただくまではブリブリパロディ作品かなと思ってました。とんでもない、めちゃめちゃ笑えるコメディ映画です。皆可愛いです。あと字幕オモシロ!と思ったのは初めてです。観るのがオススメ!
賀屋壮也(お笑い芸人 かが屋)
<ストーリー>
ソウルの居酒屋で捨てられた一枚の宝くじが、ひょんなことから朝鮮半島の軍事境界線付近にある韓国軍監視所に流れ着く。「くじを偶然手に入れた兵士チョヌは、それが賞金6億円の当たりくじだということを知り、すっかり舞い上がって夢心地となる。ところが風のいたずらによって軍事境界線を越えたそのくじは、北朝鮮の兵士ヨンホに拾われてしまう。真夜中の非武装地帯の草原で対面したふたりの話し合いは決裂し、くじの所有権を巡る交渉は彼らの上官や同僚を巻き込んで、3対3のチーム戦に発展。やがて森の中の共同給水区域で対峙した両者は、当たりくじを換金して山分けするために一時的な同盟関係を結ぶのだが……。
監督:パク・ギュテ 出演:コ・ギョンピョ『別れる決心』イ・イギョン『ヒットマン エージェント:ジュン』ウム・ムンソク『犯罪都市 THE ROUNDUP』パク・セワン『人生は、美しい』クァク・ドンヨン『野球少女』
2022年/韓国/113分/シネスコ/5.1ch/原題:6/45/日本語字幕:岩井理子/字幕監修:松尾スズキ/提供:ツイン、Hulu/配給:ツイン G
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『宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきました』 / 12 月 29 日(金)新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー