映画「露梁(ろりょう):死の海」(以下「露梁」)で亀甲船が登場する理由が明らかになった。
「露梁」は、壬辰倭乱(文禄の役)勃発後7年、朝鮮から退却しようとする倭軍を全滅させるためのイ・スンシン(李舜臣)将軍の最後の戦いを描いた戦争アクション大作。世界史上有数の海戦であり、壬辰倭乱7年間で最大の成果を収めて戦いを終わらせた最後の戦闘(旧暦1558年11月19日)をスクリーンに具現する。
「バトル・オーシャン海上決戦」「ハンサン(閑山)―龍の出現ー」に続き、「露梁」にも亀甲船が登場して倭船の陣営を撃破するシーンを描いて爽快さを与えるが、史実では露梁海戦に亀甲船が登場した記録はない。
これにキム・ハンミン監督は「記録には残されていないが、後になるほど亀甲船がたくさん作られているので、再建され続けたのは確実ではないかと推測した」と伝えた。
また、「亀甲船が持つ象徴的な意味が朝鮮兵士に及ぼす士気に大きな影響を及ぼし心の支えになったのではないかと思い、記録にはないが、一度亀甲船も創造させてほしいという考えがあって登場させた」と説明した。
「露梁」を最後に委舜臣三部作プロジェクトを終えることになったキム・ハンミン監督が、「バトル・オーシャン海上決戦」「ハンサン-龍の出現-」に続き、観客の愛を受けることができるか注目される。
WOW!Korea提供