日本の撮影現場は昔から子弟制度があって厳しいと話す司会者。それについてソンモは「それはどこも同じだと思うし、韓国でもそうだと思います」と話し、「僕は日本のドラマに3つくらい出演させていただいたんですけど、撮影現場の雰囲気がめっちゃ良くて。もちろん作品によって、俳優さんやスタッフさんの人柄とか性格によって変わると思うんですけど、基本、日本の皆さんは親切で、すごく本当に作品を撮る期間が楽しかったし、いい思い出になりました。韓国では撮影が終わったあと、『大変だった』と思うことがあったんですけど、（日本では）『また撮影の初日に戻りたい』と思ったことしかないです」と日本での撮影現場を振り返った。

韓国のコンテンツが世界中を制覇している現象については「ベースはお金だと思うんですけど、それよりも韓国が持っている財産はアーティストだと思います。歌手も俳優もすごくみんな頑張っているし、みんなそうだと思うんですけど、特に韓国人は上手い人が多いと思います。自分の成功のために尽くす情熱が強いなと思うし、努力するから追いかけてくるのは実力です」と力強く語った。

中でもソンモが好きな俳優にあげたのは、イ・ビョンホン。彼は「韓国で一番天才だと思います。最近は『それだけが、僕の世界』というボクシング選手で登場したシーンがあるんですけど、あれを観たらトップスターではなく、普通の隣の家のおじちゃんみたく、そういう演技をリアルに演じていました。誰にでもなれる人。この人にもなれる、あの人にもなれる。天才だなと思いました」と尊敬の念を込めた。
また、好きな日本映画については、「自分が好きなのは北野武さんの『アウトレイジ』が一番好きな日本のジャンルですし、そういったものに出演することが夢です。あと最近は『ちひろさん』が面白かったし、有村架純さんの声と表情を見てすごいなと思っていて、韓国のNetflixでも映画のトップになっていて観ました。やっぱり風景や演出も日本っぽくて良かったと思います」と話した。

この日はソンモ主演映画『ランサム』の特報版が公開され、11月4日には代官山シアターギルドにて『ランサム』の企画上映、1月6日にはＤＶＤが発売されることも発表された。
最後に今後の活動について「俳優として韓国と日本の映画について、みなさんにいろいろなお話をするためのイベントだったんですけど、11月は『アンコール』というミュージカルもありますし、『ランサム』の映画上映もありますし、12月24日に僕のクリスマスファンミライブもあります。これから演技と歌の分野でいろんなところで頑張って活動を広げていきたいと思いますので、これからも応援をよろしくお願いします」と伝え、会場の温かい拍手につつまれながら、ステージを後にした。

取材：Korepo(KOREAREPORE.INC)

 

写真：クレジットなしはオフィシャル提供

【概要】
◆期日および会場：
＜オンライン会場＞
オンライン・グランドシアター2023年9月28日（木）～10月27日（金）
オンラインサテライト会場：①「DOOR」 シアター 期間同上
②ブリリアショートショートシアターオンライン
10月４日（水）～４週に渡りハロウィン特集
＜リアル会場＞
赤坂インターシティ コンファレンス10月17日（火）
東京都写真美術館ホール2023年10月19日（木）～22日（日）
サテライト会場 : ①東京ミッドタウン日比谷日比谷ステップ広場
（HIBIYA CINEMA FESTIVAL 2023内上映）
2023年10月13日（金）～22日（日）
◆内容：SSFF & ASIA 2023受賞作品の上映・配信のほか、韓国ショートフィルム特集上映、ゲストを迎えてのトークイベントやクリエイター向けのオンラインセミナー、BRANDED SHORTSのセミナー開催も予定。
オンラインサテライト会場ではハロウィンをテーマにしたショートフィルムプログラムを配信。
※イベント・ゲスト情報はオフィシャルサイトにて公開
◆料金：【無料】
・東京都写真美術館ホール
・東京ミッドタウン日比谷日比谷ステップ広場（HIBIYA CINEMA FESTIVAL 2023内上映）
・ブリリアショートショートシアターオンライン
・クリエイター向けオンラインセミナー
【有料】
シアターギルド代官山
オンライングランドシアター
※オンライン会場の作品が30作品以上見放題となる鑑賞パスポート1,000円（税込）発売
◆申し込み：東京都写真美術館での上映の席予約はウェブサイトにて受付中
※サテライト会場の予約、チケット購入はウェブサイトに掲載の各リンク先より
ウェブサイト：https://shortshorts.org/2023autumn/
主催：ショートショートアジア実行委員会共催：東京都後援：J-WAVE 東京国際映画祭提携企画