映画『IU CONCERT: The Golden Hour』のセットリストから、個人的に多くの人に知ってほしいIUの曲をご紹介!
韓国歌手「IU」は、2008年にLOENエンターテインメント(現 カカオエンターテインメント)から中学3年生のときにデビューした。ガオンチャート(サークルチャート)集計以来、韓国歌手の中でグループとソロを全て含めて「音源累積ストリーミングおよびダウンロード数1位」という記録を持っており、ソロ歌手としては韓国で実質ナンバーワン。
さらに、歌手としてだけではなく女優としても活躍しており、韓国ドラマ「麗~花萌ゆる8人の皇子たち~」「マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~」「ホテルデルーナ ~月明かりの恋人~」等で主演、また去年は是枝裕和監督初の韓国映画「ベイビー・ブローカー」にも出演するなど、多方面で実績を残しているマルチプレイヤーである。
今回紹介する曲は、そんな彼女がコロナ禍があけて約3年ぶりに開催した単独ライブ「The Golden Hour」のセットリストから個人的に知ってほしい2曲をご紹介。
IU「Dlwlrma」
「Dlwlrma」は、韓国歌手「IU」が2017年に発表したアルバム『Palette』の収録曲。「一番輝いているのは“今、まさに私たち”だ」と高らかに歌ったこの曲は、ポップジャズテイストで進行していき、聴くだけで気分が上がる曲間違いなし。「Dlwlrma」というタイトルは、IUの本名「イ・ジウン」を文字って幼少期にあだ名として使われていた「イ・チグム(韓国語で「今この時」)」をキーボードで打ったときの英語配列をそのままタイトルにした。彼女のインスタのアカウント名もここからきている。作曲を担当したのはシンガーソングライターの「キム・ジェフィ」で、作詞はIU自身で行っている。このコンビは、これまでIU「Through The Night」や「Heart」といった大ヒット曲を世に送り出した名コンビ。コンサートでは可愛らしいダンスを踊りながら歌っていて、見る度に愛おしくなる。まだこの曲を聴いたことがない方も、IUの軽やかな歌声と、新鮮なメロディーラインの虜になって絶対に気に入るはず。
「Hold My Hand」
2011年に韓国で放送されたドラマ「最高の愛〜恋はドゥグンドゥグン〜」のOST。「作詞作曲:IU」としてリリースした楽曲はこれが初。男女が恋に落ちた様子を素直に描いたラブソングだ。コロナ禍の2021年に、IUがコンサート会場でこの曲を歌った動画がSNS等に相次いで掲載され、10年の時を経て音源チャートで上位にチャートインするなどの「リバイバルヒット」を成功させたことでも話題となる。特に、間奏後の「恋がやって来た あなたと私のことよ あなたが好き ホントに堪えられないくらい」という一節を歌っている短いパートが、とても可愛らしく天使のような歌声だと人気を得た。その一連の出来事を受け、所属事務所がYouTubeチャンネルに「Hold My Hand Live Clip (2019 IU Tour Concert 'Love, poem')」として、コンサート映像を掲載した。現時点で5700万回以上再生されているのを見ると、今でも根強い人気があることが分かる。コンサートでも言及していた通り、「この曲を聴きにコンサート会場に訪れた」というファンも少なくない、ユエナのなかでも人気の曲だ。
WOW!Korea提供