「インタビュー」ヒョンビン主演映画『コンフィデンシャル:国際共助捜査』のイ・ソクフン監督、ヒョンビンら出演者との役作りなどについて語る<オフィシャルインタビュー>

Q.4ユナ(少女時代)演じるミニョンの活躍も今作の見どころのひとつとなっています。ユナはキャラクターに寄り添って演技をしていたと明かしていますが、ミニョンの活躍を描くにあたって、ユナとどんなことを話されましたか?

監督:ユ・ヘジンさんとヒョンビンさんは、シナリオを読んで本人が満足できたら出演すると言ってくださったのですが、ユナさんはシナリオを見なくても出演すると言ってくれて、とてもありがたく、感謝しています。それほど『コンフィデンシャル』への愛情が深いのだろうと思いました。もし3作目が作られるとしたら、真っ先に出演すると言ってくれるのはユナさんではないでしょうか。
1作目のユナさんが多くの方に愛されたので、2作目である本作では、もっとユナさんが活躍できるシナリオを書きたいと思いましたし、ユナさんもそれを望んでいました。
1作目のユナさんの存在は、ストーリーと少しかけ離れている感がありました。つまり、ヒョンビンさん演じるチョルリョンが、ユ・ヘジンさん演じるジンテの家に来た時だけ登場する存在でしたが、本作ではもっと比重を増やしました。解決すべき事件にユナさんが登場し、事件解決のために協力する存在として比重を増やすことが本作のシナリオの目標でした。
そのため、後半でもさまざまな場面で役割を果たし、人質救出劇が繰り広げられた時もユナさんが積極的に関わって、その状況から脱出できるようなシナリオを書きました。


Q.5監督のいちばんのお気に入り、このシーンは特に大変だったので注目して欲しいというシーンを教えてください。

監督:家族が集まるシーン、つまりマンションで展開される多くのシーンは、本作が他の作品と差別化されるところだと思います。1作目でも、ユ・ヘジンさん演じるジンテの家族が登場するシーンは観客が好んでくれました。2作目も同様だと思ったので、本作を作る時は家族が集まるシーンを楽しいシーンとして撮ることが大事でした。
しかし、それらのシーンは序盤に撮影することになったので、撮影前、私はとても心配していました。俳優たちがまだ現場に慣れていない序盤に、そのような重要なシーンを撮るのは避けた方がよいと思っていたのですが、幸い1作目で、すでに俳優たちの息が合っていたので、序盤にそれらのシーンを撮っても、満足できる撮影になりました。それらのシーンを撮る時は楽しくて満足感が大きかったです。


一方、アクションシーンは大きな危険が伴い、時間も製作費もかかるため、最後に撮ったのですが、それらも幸い、私たちが念入りに準備した分、満足できる仕上がりになりました。特にニューヨークのシーンは、ニューヨークではなく、韓国で撮影したのですが、観客の皆さんにはニューヨークだと思ってもらえてよかったです。あのシーンが一番、満足感が大きく、会心の出来になりました。

Q.6映画を楽しみにしている日本のファンに向けて一言お願いします。

監督:韓国で公開されてから少し時間が経ちましたが、本作を通して日本の観客の皆さんにお会いできるという知らせを聞き、とてもうれしく思っています。何よりも日本の観客の皆さんが『コンフィデンシャル:国際共助捜査』に愛情を寄せて、観た後、満足してくださることを願っています。

最近、日韓関係においてはさまざまな問題がありますが、このような文化的な交流は活発になるべきだと思います。私は日本映画が好きでたくさん観ていますが、日本でも韓国映画がたくさん紹介されて、多くの方に愛されてほしいですね。『コンフィデンシャル:国際共助捜査』が好評を得て、そんな役割を果たしてくれたらうれしいです。

WOW!Korea提供

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2023.09.20