「取材レポ」ミュージカル俳優ハン・チサン「めっちゃ好きやねん」圧巻のステージでファンを魅了!プレミアムコンサート開催!

150725-ハン・チサン1 7月25日(土)東京証券会館ホールにて、昨年11月以来2度目の来日となる人気ミュージカル俳優、ハン・チサンが、「ハン・チサン プレミアムコンサート inTokyo」を昼夜2公演開催。
ハン・チサンは、「フランケンシュタイン」「スカーレット・ピンパーネル」「二都物語」「ジーザス・クライスト・スーパースター」等人気ミュージカルに出演し、日韓共にファンの多いミュージカル俳優であり、出演する作品毎にキャラクターを変えるその高い演技力にも定評がある。今年6月からは「ジーザス・クライスト・スーパースター」のユダ役で、約1年振りに舞台に立っている。
忙しいスケジュールの合間を縫って、日本のファンのために来日をしたハン・チサンに会おうと、日本国内のみならず韓国からも多くのファンが集まった。よりパワーアップした力強く美しい歌声で、ミュージカル「ラ・マンチャの男」より「The impossible dream」を歌いながらシックなブラックスーツ姿のハン・チサンが登場すると、会場は大歓声が響き渡った。
「こんばんは。ハン・チサンです」と日本語であいさつし、イベントの幕を開けた。

 

まずはMCと共に、トークコーナーからスタート。
オープニング曲が、「ラ・マンチャの男」の中の曲ということで、出演してみたいか聞かれると、「もう少し、年をとってからチャレンジしてみたいですね。ミュージカル俳優なら誰もがチャレンジしたい役だと思います」と答え、更に老人の役だから、今は演じたくないのかと突っ込まれると、「もう少し人生の勉強をしてからやりたいかな(笑)」と苦笑いし、会場を笑わせた。現在は舞台真っ只中であり、忙しい中での来日ということについて、「前回の来日がとても楽しかったのでまたぜひ行きたいなと思っていたので、うれしいです」と満面の笑みで気持ちを伝えると、ファン達からは大きな拍手が起こった。

 

和やかな雰囲気の中、ハン・チサンが大ファンだというマイケル・ジャクソンのバラード曲「You Are Not Alone」を美しいメロディに乗せてしっとり聴かせると、会場はうっとり。続けてミュージカル「MURDER BALLAD」より「SARA」を甘い歌声で披露。冒頭の歌詞を日本語の「めっちゃ好きやねん!」に変えて歌い、茶目っ気を見せた。
2013年出演作品「マーダー・バラッド」で演じた、全ての女性を愛することができると叫んでいる浮気者、“悪い男”を演じた感想を聞かれ、「演技でやっていることなのでわからないです(笑)」と照れるハン・チサン。ここで歌詞の中にあった「めっちゃ好きやねん」を悪い男風に言って欲しい!と無理なお願いにも、大照れながらも演技し、ファンのハートを奪った。ここで、事務所の後輩で、本当の兄弟の様に仲がいいとお互い公言するスペシャルゲスト、ソ・ギョンスが登場。ミュージカル「ノートルダム・ド・パリ」より「カテドラルの時代」、など2曲を熱唱。186cmというモデルの様なスタイルに客席もうっとり。「はじめまして。ソ・ギョンスと申します。どうぞよろしくお願いいたします」と日本語であいさつし、会場に華を添えた。

 

大人気K-POPアイドルEXO、SHINEE、INFINITEメンバーとの共演予定の「イン・ザ・ハイツ」に出演が決定しており、感想を聞かれると、「私が彼らのファンなので(笑)みなさんとても情熱的で、演技も上手なのでいろいろ学ばせていただいています」と新しいミュージカルの抱負を語った。
ここで再びハン・チサンが登場し、本日誕生日を迎えたハン・チサンへサプライズ映像のプレゼント。学校の先輩として親交のあるキム・ムヨル、パク・ホサン、ソ・ギョンス、マイケル・リーと層々たるメンバーからのお祝いメッセージが流れ、特にマイケル・リーに関しては「私が知っている俳優さんの中で、一番美しい俳優さんです」と絶賛し、「名前を聞くだけで心が綺麗になるそんな方です」ととっておきの友情をアピールした。

 

会場全員でハン・チサンに「バースデーソング」のプレゼントをし、ハン・チサンもうれしそうに、とびっきりの笑顔を見せた。盛り上がったまま、プレミアムコンサートならではのトップミュージカル俳優2人によるNE-YOの「SO SICK」のデュエット。手拍子に合わせて、ノリノリで歌い上げ、会場の熱気は上昇。出演ミュージカル「ジーザス・クライスト・スーパースター」よりジーザスの歌う「ゲッセマネの園」を力強く、そして圧倒的な歌唱力でファンを一瞬にハン・チサンワールドへ。鳴り止まない喝采の中、「もう少しうまくできたらなと思ったのですが、みなさん思いは伝わったでしょうか?次の曲は30代として歌いたかった曲です。歌詞がとてもいいので、歌声を聞いて、感じていただけたらと思います。」と自身の曲紹介で、ミュージカル「その日々」より「30歳頃に」を続けて熱唱。

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現在公演中ミュージカル役柄のユダ役について、「少しは大人になれたかな、と思います。秘めた感情を出し切らず大切に表現できている気がします」(マイケル・リーが演じている)“ジーザス役”を演じてみたいかと聞かれると「ユダが僕に別れようと言ってきたら考えようと思います(笑)」と茶目っ気たっぷりに返して、会場を笑わせた。

次の曲イ・スンチョルの「Never Ending Story」について、「カラオケでよく歌います!」とサプライズ発言。「カラオケがなければ、ミュージカル俳優になっていなかったと思います」と続けた。好きなK-POP歌手を聞かれると、「BIGBANGが好きです。アイドルでもあるし、アーティストでもあると思います」(ここでBIGBANGの曲をアカペラで歌い、サービス精神旺盛なハン・チサン)会場を盛り上げたまま、ミュージカル「フランケンシュタイン」より「私は怪物」を豊かな表現力で歌い上げるなど、鳥肌が立つほどの圧巻のパフォーマンスを見せつけ、最大限の賛辞であるスタンディングオベーションの中、惜しまれながらステージを下りた。

 

アンコールでソ・ギョンスと共にジキル&ハイドより、「This is the moment」で再び登場すると、軍隊時代に、広報団体で同じ所属だったというエピソードを披露し、ソ・ギョンスが「チサンさんが僕を選んでくれて、広報団に入ることができました」と感謝を述べると、ハン・チサンも、「オーディションに来た時に、絶対彼だと思い、強く勧めました」と加え、仲の良さを見せた。

 

最高の盛り上がりのまま、最後の曲はハン・チサンが選んだというフランケンシュタインより「君の夢の中へ」を感情豊かにしっとりと歌い、全観客を魅了した。
「本当にありがとうございました。みなさんが認めてくれて抱きしめてくれたので今の私がいると思っています。涙がでるほど感謝しています。みなさんに応えるためにもっと頑張っていきたいと思います。みなさんの愛に応えられるように頑張ります」と深い感謝を述べて、トップミュージカル俳優としての圧倒的な存在感と歌唱力で心を揺さぶられた2度目の来日コンサートは、大盛況で幕を閉じた。
写真提供:(株)ゼニスメディアコンテンツジャパン
取材:Korepo(KOREAREPORT INC)

 

■ハン・チサン プレミアムコンサート in Tokyoホームページ
http://zenith-japan.com/product/150725-hanjisang/

2015.07.31