クラウドファンディングを行い、多くの人々の応援によって公開が実現した本作。そんな本作について問われると、髙塚は、「ウクライナの背景を知りながら、少しでも何か力になれたらと思っていた方々が参加してくれたクラウドファンディングだったと思いますが、たくさんの人の思いが詰まった作品ということを知って責任感もありましたし、僕自身も声優として参加できたことに嬉しく思いました」と答えた。
ここで、会場では、オレ・マラムシュ監督からのメッセージ動画が流れ、「日本でのクラウドファンディングの成功は、今のウクライナの状況下で、日本の方から大きな勇気をもらいました」と監督。協力してくださった方々に感謝しつつ、日本語吹替版を観た監督は「日本語版のキャラクター等に命を吹き込んでくれてありがとうございました」と日本語吹替版のキャスト陣にもお礼の言葉を伝えた。さらに、「音楽はユニバーサルな言語です。今作の主題歌が国境を超えた繋がりを生むことは願っています」と、本作の主題歌やアニメーションをとして芸術の喜びを感じてほしいという想いを語った。
監督からのメッセージ動画を受けて、高橋は「(日本語吹替版が)完成して監督の元まで届いて、やり切ったというような気持ちを今感じました」、井上も「音楽とかアニメーションは世界共通で伝わるエンターテイメント。たくさんの人の想いが形になったこの作品に参加できたことも光栄ですし、このような輪がもっと広がってウクライナへ届けば良いなと思います」とコメントした。
最後に、高橋が「今日一番最初に観ていただいた皆さんを皮切りに、これからこの作品と一緒に歩んでいけたら嬉しいです」、髙塚は「元々声のお仕事はしたいと思っていたので、本作のお話をいただいて嬉しいと思うと同時にプレッシャーがありました。そんな中で一から支えてくださった皆さんにこの場を借りて感謝の気持ちを伝えたいです」と感謝の気持ちを伝え、温かい拍手と共に舞台挨拶は幕を閉じた。ウクライナ発のアニメーション映画『ストールンプリンセス:キーウの王女とルスラン』は9月22日(金)より全国公開。
■STORY■
騎士に憧れを持つルスランと王女であるミラ。身分が違う二人はお互いの素性を知らぬまま出会い、やがて恋に落ちる。しかし、悪の魔法使い・チェルノモールがルスランの目の前でミラを連れ去り、ミラの愛の力を自分の魔力に変えてしまう。ルスランは、愛するミラを助けるためにあらゆる障害を乗り越え、本当の愛は魔法よりも強いということを証明するべく旅へと出るが、そこには様々な困難が待ち受けていた...。
監督:オレ・マラムシュ/制作年:2018年/制作国:ウクライナ/制作スタジオ:Animagrad/上映時間:94分
© 2018, SSVG EAST FUND INVESTMENT LIMITED © 2018, “ANIMAGRAD” LTD © 2018, Ukrainian State Film Agency © 『ストールンプリンセス:キーウの王女とルスラン』製作委員会
公開日:2023年9月22日(金)全国公開
◾️公式HP: https://stolenprincess.jp ◾️公式Twitter:@Elles_Films ◾️公式Instagram: @elles_films0722
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